「ムーブ!」をほめ殺す

2008.07.05 Saturday 02:04
くっくり


 なるほど、そうか。『ムーブ!』がときおり内外で波紋を広げるのは、そういう関西の文化や気風を無意識のうちに引き受けているからだろう。
 反江戸、反中央は伝統でもあるが、それを体現してしまうスタッフやコメンテーターのウデはすごい。

 このままいくと「関西色」とか「東京では言えないことを言える番組」と評されるのを通り越して、言ってはいけないことを言えるすばらしい世界最高の番組になるかもしれない。

 でも、いつか番組がなくなったことを「語る会」の酒の肴にされたくはないなあ。

 寿司屋ではほんとに大まじめに議論をやってるそうです。それも1時間や2時間じゃなく、8時間とかの長丁場。番組は2時間しかないのに4倍に膨らませてやってると。……皆さん、仕事ちゃんとしてるんでしょうか(^_^;


・ムーブ!をほめ殺す「決断力は情報が支える」(伊藤惇夫)
image[080704-19itou1.jpeg] おそらく世間では、政治家といえば「失言・暴言・妄言」の専門家集団だと思っているはず。
 確かに、「有権者は寝ていてくれればいい」(森元首相)や「人生イロイロ」(小泉元首相)など、その手の言葉は枚挙に暇がない。

 だが、実は政治家だってたまにはいいことを言うし、なかなか含蓄のある言葉だって口にしている。
 中でも、あの田中角栄(元首相)が残した言葉には、実は味わい深いものが少なくない。おまけに、これがなぜか、その中に『ムーブ!』を評するのにピッタリの言葉がいくつもあるから、実に不思議だ。

 例えば、「決断力は、情報によって支えられる。単なる直感だけでは見通しを誤る」。
 まだ、数少ない出演経験だが、『ムーブ!』は視聴者の「決断」を支える情報をしっかり発信しているなぁというのが正直な印象である。

 あるいは、「人間は間(ま)だよ。一本調子では何事もうまくいかない」。
 始めから感じていたが、『ムーブ!』はMCと出演者のやりとりや番組進行の流れ、つまり「間」がとてもいい。

image[080704-20itou2.jpeg] ついでにこんなのもある。「いっていいこと、悪いこと。いっていい人、悪い人。言っていい場所、悪い場所」。

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