「アンカー」北朝鮮問題と洞爺湖サミット 中国が正式加盟!?

2008.07.03 Thursday 02:59
くっくり



青山繁晴
「それだけじゃなくて、とにかく嘘に嘘を重ねて利用することばっかり考えてるというふうに言ってて、その大変、まあ怒りを表明したと」

山本浩之
「意外ですねー」

室井佑月
「怒りってさ、そんなの交渉事に、そんな飯代のことで怒るヒルさんが出てきたことに、あたしは怒りを感じるよ(一同笑)」

青山繁晴
「まああの、誤解しないように。あの、飯代のことだけを言ってるんじゃなくて、北朝鮮は予め用意されてた、こういうふうにやりますと、たとえばお金のことと言ってもやっぱりね、それぞれ国が出すことですから、これはフェアにいいふうにしましょうと言ったことを破ったりっていうことも含めて、言ってるわけです。大事な部分はもちろんそれじゃなくてね、その交渉の本体で嘘ばっかりつくということを言ったわけですけれども、その、こうやって怒りながらもなぜアメリカが進めなきゃいけなかったか、それを見るために皆さん、もう一回さっきのね、主な動き、見て下さい」

村西利恵
「はい。日程表に戻りましょう」

青山繁晴
「で、ここに一つ隠れてる所あるんですけど、これちょっと見て下さい。出して下さい」

image[080702-10table2.jpeg]村西利恵
「7月4日、アメリカ独立記念日」

青山繁晴
「はい。これが何の関係あるかと思われるでしょうが、これ実はですね、アメリカに住んだことある人ならみんな分かってますけれど、この独立記念日があったら、これ7月なんで、これを契機に議員が地元に帰っていったりして、いわばアメリカ政界はもう夏休みに入っていくわけです。で、夏休みに入っていって、今年の場合はその夏休みがやがて明けて、8月末から9月初めになったらですね、議員は戻ってくるけどもう大統領選挙一色になってるわけですね。で、その大統領選挙の中で、ブッシュ大統領と同じ共和党のマケイン候補も北朝鮮に対して優しいことは言いません。というのは、アメリカ国民は北朝鮮を誰も信じてないから。そうなるとこの大統領選挙が終わって、もう11月になるでしょう?だからブッシュ大統領から見たら11月まで、大統領選挙まであと5カ月あるとか言っても、本当はもうこのタイミングしかなかったわけですよ。ね。で、その後はもう1月まで任期あると言ったって何もできないわけだから。だもんで、実はこのあたりの話に関係があって、ブッシュ大統領としてはこの6月の下旬までにテロ国家の指定解除をしないと、自分の任期中にテロ国家を一つ減らしたって実績作れないから、日本に何とかしてくれ、何とかしてくれということを実はお願いしてたという現実があってですね、で、それに間に合わせるために、日本は、ま、無理無理、僕はこの“アンカー”で明らかにした通りですね、再調査も、ほんとは北朝鮮が再調査を言って、それを受けて日本が制裁解除するんじゃなくて、最初に裏交渉で日本側が、福田総理がすでに制裁解除を決意されました。だから何とかして下さいと言って、北朝鮮が最後に『じゃあ再調査からしてやろうか』と言った。ね。実はその背景にはこういう話があったわけです。で、これもまあはっきり言うと、馬鹿馬鹿しいことの一つだと言えますよね。で、そうやって進んできたんですけれども、アメリカは想定通り進んできたけども、日本政府は実はこの後、重大ないわば読み違いが起きました。起きてます。はい、それは実は、これも隠されてるんですが、これです」

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