IWC年次総会〜日本が転換?IWC正常化なるか?(細切れぼやきも)

2008.07.01 Tuesday 02:07
くっくり



 言ってみれば、日本の「いただきます」という言葉には、「あなたの命を奪って食べます。ごめんなさい。そしてありがとう」といった気持ちが込められてますよね。
 が、欧米は「あなたの命を奪って食べることを神は許した」と考えるので、「ごめんなさい」とか「ありがとう」という気持ちはないのだろうと思います。
 (キリスト教文化にあまり詳しくないので、間違っていたらご指摘を)

 こういった宗教観というか、価値観の違いが非常に大きく現れている問題の一つ、それが捕鯨問題なのでしょう。
 ただ、欧米(反捕鯨国)はダブルスタンダードなんですよね。「牛は神がくれた食べ物」と考えますが、クジラについてはそうは考えないのですから。

 実際のところ、皆さんもよくご存知のように、彼らも昔は捕鯨をしてたわけです。たとえば、オーストラリアでは1970年代まで捕鯨産業がありました。
 但し彼らはクジラを食用ではなく、鉱物資源だとか投資の手段として捉えていました。そして乱獲をくり返したのです。

 ところが石油など安く代替できる資源の登場で、彼らにとってクジラはもう資源としての意味をなさなくなった。だから捕鯨をやめた。それだけのことです。今でこそ「環境保護」を大義名分にしてますが。
 そして現在では、クジラをホエールウォッチングという産業に利用している。結局「カネ」なんですかねぇ。

 そんな彼らが私たち日本人に対し、「クジラを捕るな、食べるな」と居丈高に振る舞うわけです。

 ところが、また引き合いに出させてもらいますが、オージーはクジラは食べないものの、カンガルーは食べます。普通にスーパーの肉売場に売られているそうです。
 日本人から見れば、めちゃくちゃ違和感がありますよね。「カンガルーは観賞するもので食べる物ではない」というのが日本人の一般的な考えですから。

 それでも、だからと言って、私たちはオージーに「カンガルーは観賞するものだから食べるな!」なんてことは言いませんよね。決して私たちの価値観を押しつけたりはしない。
 だけど彼らは、自分の価値観を私たちに押し付けてくるわけです。


 このような欧米の傲慢さに憤っている日本人は、きっと多いでしょう。

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