IWC年次総会〜日本が転換?IWC正常化なるか?(細切れぼやきも)

2008.07.01 Tuesday 02:07
くっくり


 (今年3月にイギリスで開かれた中間会合では、シーシェパードを非難する声明を全会一致で採択していたのですが……)


 まぁ何やかんやありまして、すっきりとしない形で27日、総会は終了したわけです。
 水産庁の中前明次長は「第二の道も考えなければならない」と、捕鯨支持国だけによる新機関設立に含みを残す発言をしたようです(朝日6/28)。

 妥協をする一方で、「いつでも脱退したるで〜」という牽制も怠らない。外交手法としてはGJだと思います。
 近く再開されるであろう6カ国協議でも、日本はこのようなしたたかな姿勢を見せてほしいもんです。

 今回、サンティアゴから記事を配信し続けた産経新聞の松尾理也記者も、総括的な記事の中でこう解説しています。
 「残された時間は短い。ホガース議長の任期は来年で切れる。日本代表団が『山場』と位置づける来年のポルトガル会合までに具体的な成果が得られない場合、いよいよIWC脱退というシナリオも現実味を帯び始めることになる」(産経6/28)。


 一方で反捕鯨国のフランス、AFP通信の報道(日本語版)を見ますと、「満足する捕鯨反対派、失望の賛成派」という小見出しを打っていますが(AFP6/28)、その記事の中に、私は聞き覚えのない名前を見つけました。

 「日本代表団のグレン・インウッド(Glenn Inwood)報道官はAFPに対し、『世界は1つの国際機関の死を目撃している』と語った。インウッド氏は、IWCは解散か、あるいは持続可能な捕鯨を管理する国際組織に生まれ変わるべきだと主張し、日本は当面は調査捕鯨を継続すると述べた」――。

 日本代表団のグレン・インウッドさん?誰?(・_。)?(。_・)?
 
 実は産経6/26付(既出)にも、オーストラリアのギャレット環境相のくだりでグレン・インウッドさんの名前が出てきてるんですよね。

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