「ムーブ!」テロ支援国家指定解除 重村さんの解説
2008.06.28 Saturday 03:33
くっくり
「そうですよね。3つ入ってるのにたった60ページ。さらにこの2つ(ウランの濃縮、シリアとの核開発協力)については“別文書”としてアメリカに提出しただけ」
重村智計
「これはね、“別文書”っていうのは、『アメリカがウラン濃縮とシリアとの核問題を憂慮しているということは北朝鮮は理解してます』と、書いただけなんです」
関根友実
「たったそれだけですか」
堀江政生
「あんたたちのこと、心配してるってことはよく分かってるよ、っていうぐらいのもんですか」
重村智計
「そうです。それを出しただけ」
堀江政生
「でもこのシリアとの核開発協力のこれなんて、一番アメリカとしては恐れてることなんじゃないんですか」
重村智計
「一番問題なんですがね、しかしこれを問題にするともっと広がるんで、これをとりあえず両方とも伏せてやったわけですね」
関根友実
「それをアメリカが呑む」
重村智計
「ええ」
堀江政生
「これはひどい話、こんな、よく呑みましたね。で、不完全な申告ということなんですけれども、何も慌てなくてもいいような気もするんですが、そこにはアメリカの事情もあったと」
image[080628-10ninkigire.jpeg]関根友実
「はい。ブッシュ大統領にとっては来年1月に任期切れを迎えますから、その前に少しでも成果を残したいという思惑があります」
重村智計
「これ1月といっても、事実上は11月の大統領選挙の時にもう終わるわけです」
関根友実
「そこまでに何とか、と。しかも明日から来月6日にかけては独立記念日休暇でアメリカの議会が休会なんだそうですね」
重村智計
「それから8月に入ると、もう8月も夏休み。このタイミングしかない。その、9月に入るとですね、大統領選挙が始まる。大統領選挙が始まると両方の候補(オバマとマケイン)がですね、北朝鮮問題どうするかって政策を出すんです。で、2人ともテロ支援国家指定解除反対だと言ってる。そうするともう難しくなる」
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