「ムーブ!」テロ支援国家指定解除 重村さんの解説

2008.06.28 Saturday 03:33
くっくり



重村智計
「まあそれは政治家ですからね。そのくらいのこと言わないといけないんですが、あの、結局これ始まりは日朝の実務協議を受けたところから始まって、もう受ける時にテロ支援国家指定解除は知ってたはずなんですね」

関根友実
「あの段階で」

重村智計
「ええ。だからまあテロ支援国家指定解除に協力した、ということは拉致を棚上げにしたと言われても仕方がないですね」

堀江政生
「で、この北朝鮮の核申告なんですけども、これ非常に曖昧なものなんですね」

image[080628-06process.jpeg]関根友実
「そうなんです。北朝鮮の核廃棄のプロセスなんですが、第1段階から第3段階まであります。今、問題になっているのが第2段階なんです。第2段階とは核施設の無能力化とすべての核計画を完全かつ正確に申告するというもので、その見返りとして重油95万トン相当、そしてテロ指定解除というようなものが用意されていました」

重村智計
「だいたい重油は今もう36万トンぐらい行ってる。残り、だから60万トン弱、残ってますね」

image[080628-07matigaidarake.jpeg]関根友実
「それがあてがわれる、見返りに。しかしこれは問題だらけの申告であることが分かってきたんです」

image[080628-08jogai.jpeg]関根友実
「もともとアメリカ政府は、プルトニウム製造の実態と、ウランの濃縮、そしてシリアとの核開発協力、この3つについて申告するのが柱となっていました。これを申告しろと北朝鮮に言っていたんですが、申告したのはプルトニウム製造の実態のみ。この中身はプルトニウムの使用目的と核関連施設のリスト、天然ウランの在庫量などが60ページにまとめられたものでした。肝心の核兵器の保有数だとか保管場所などは除外されていました」

重村智計
「だいたい60ページですからね、学生のレポートより少ない」

image[080628-09betubunsho.jpeg]関根友実

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