2006.05.18 Thursday 00:28
くっくり
これは、総理は何時でも会うと言い、先方が一方的な注文をつけている事実を述べただけでその背後の情勢判断は皆無である。そして総理が中国の内政干渉を受け入れた場合、その後の日本の利害得失の分析にまったく欠けている。
せめて経済面でこれだけの損害を受けているという分析でもあれば、商利を国益に優先させているという批判はあっても、経済団体の提言としては、まだしもであるが、ただ首脳会談を実現させるためだけの提言というのは、無意味というか素っ頓狂としか言いようがない。
中国との経済関係といえば伝統的に関西の方が遙かに深い。その関西が示している節度と較べて東京の態度はよそながら恥ずかしくて見ていられない。
私は経済同友会には知己は多いが、幸いにして今回の提言の背景については全く知らない。だから個人の顔を思い浮かべずにはっきり物が言える。
このような、素っ頓狂な提言を、しかも、経済の緊急な必要があるわけでもない、高度に政治的問題について、反対意見があるのに強引に多数決で通したのはどういうことなのか、不可解であり、訝(いぶか)しさを禁じ得ない。
背後関係については知る由も無く、また、この種の情報は決して表に出ることはないが、誰しも考えるのは、関係者に対する中国による利益誘導か、あるいは脅迫である。
最低の線として、今回の提言を推進した人間は中国に対して今後良い顔が出来ることになるのは間違いない。また、対日工作をしている中国側担当者があったとすれば、大手柄であろう。惜しむらくは、関西経済同友会まで手がまわらなかったことであろう。もし東西同時に経済界が靖国参拝反対の狼煙(のろし)を上げていたらと思うと慄然(りつぜん)とする。
地方健在なりとの感がある。江戸時代以来、日本は地方に確固たるインテレクチュアルな中心があり、独自の見識を示して来た。今回については関西の見識が東京に優っていることは歴然としている。こんな粗雑な素っ頓狂な提案で日本を動かせると思うのは東京の思い上がりである。
■関西経済同友会の提言
経済同友会が8日に首相の靖国参拝自粛を求める提言を出したのに先立ち、4月18日、中韓両国との関係改善に向けて、「歴史を知り、歴史を超え、歴史を創る」と題してまとめた提言。歴史問題を外交カードに使う両国に対し日本人自身がより近現代史を身につける必要性を訴え、靖国問題での両国の主張は内政干渉だと主張。政府や政治家、経済人は毅然とした態度をとるべきだとの立場を鮮明にしている。
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