「ムーブ!」迷信にハマる中国人(細切れぼやきも)

2008.06.24 Tuesday 01:40
くっくり


堀江政生
「で、ただ、しかしここ数年、この迷信やいわゆる信仰、民間信仰が復活しつつあるということなんですね。その理由を上村さんは、『急激に成長した社会に対する不安から、拠り所を今みんな求めている』んだ、それがこういった迷信だったりするんだと」

上村幸治
「ええ。あの、中国の人は今いちばんよく言う言葉の中に、信頼危機(?)というのがあるんですね。心身危機(?)といいますか、つまり自信がない、不安である、信用できるものがないというふうな、社会があまりにも変化が激しいので何を信用していいのかわかんないというのが、一つあります。もう一つはですね、近代化、民主化してないんですね。自分たちの国家の道は自分たちで話し合って決めましょうというふうな、選挙で決めましょうとかそういうのがないんですね。どうしてもお上がどういうふうに判断するのか、運命がどういうふうになっていくのかっていうことに関心が行っちゃうんですね。で、どうしてもなかなかそういう近代的な発想に移れないと。そういうふうな問題があると思いますね」

堀江政生
「実は今、中国でよく見たり聞いたりする言葉、迷信とかっていうものがいろいろあるそうなんですね」

image[080617-10kinsi.jpeg]

関根友実
「はい。まず家の入り口にこういった赤くて長い貼り紙をするそうなんです。それを春聯(チュンリェン)と言うんですが、上村先生、これはどういうために行うんですか」

上村幸治
「あの、まあ正月とかにですね、これまあ春節の時の春聯と言って、(門の)両方にですね、赤い紙を貼るんですね。昔はあの、親孝行をしなさいとかですね、女性はですね、○○○○○○○○とか言ってですね、嫁いでちゃんと向こうの親孝行しなさいとかですね、そういうことを書いてたんですね。最近は、お金儲けしましょうとかですね、そういうふうになったんですが(一同笑)、これは復活しました」

関根友実
「七夕の短冊みたいなもんですかね?願い事を書くという」

上村幸治
「まあそうですね。それに近いでしょうね」

関根友実
「さらにですね、建物を建てたり家を建てたりするのに、風水師を呼んで占ってもらったり、これ合法ではないですよね」

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