「ムーブ!」中台対話再開&台湾船尖閣沖領海侵犯で日台緊張

2008.06.17 Tuesday 01:37
くっくり




 とにかく事故発生以降、馬英九政権はすごい勢いで反日モードになってますなぁ。
 劉兆玄行政院長(首相)は13日の立法院(国会)答弁で、日本との領有権をめぐる争いでは、問題解決の最終手段として「開戦の可能性を排除しない」と述べたほどですから、びっくりしちゃいますわ(産経6/13)。

 5月の政権交代後、台頭する「中華民族主義」に根ざす反日的な「仇日」思想が背景にあるのではないか、という報道もあります。具体的には、遊漁船の母港がある台北県の周錫●(=偉のにんべんを王に)県長(知事)が厳しい対日史観を持つ急進的な中華民族主義者で、この人が先頭になって抗議デモを展開、馬英九が突き上げをくらったと(産経6/15)。

 ってことは、実は馬英九は当初はここまでやるつもりはなかったんだけども、追い詰められて強硬にならざるをえなくなったってことですかね?やっぱり求心力が不足してるんかなぁ。


 15日になって、事態は急展開。日本が折れた。
 海保が「巡視船にも過失があった」として、台湾側に謝罪したのです。しかも台湾側から求めがあれば、賠償する考えがあることも明らかにしたと(共同通信6/15)。
 またしても弱腰外交ですか!?(T^T)

 日常的な交通事故でもそうだけど、一方が100%悪いってことはないんですよね。
 だから「台湾側も悪かったけど、日本側も悪い部分はありました」となるのはまあ仕方ないとしても、謝ってるのはこっちだけで、向こうは一切謝ってませんよね。
 っていうか、そもそもこれって向こうが日本に領海侵犯してきたんですよね。よその国だったら撃沈されても文句言えないケースでは?

 しかもこの台湾船の船長は、「魚がよく捕れるいい漁場があり、そこへ向かっていた」「GPS(衛星利用測位システム)を使い自動操舵していた」と話しています(琉球新報6/14)。
 (八重山毎日新聞6/15によれば、当初、海保側は台湾の船が「ジグザグ航行していた」と主張してましたが、その後、誤りを認めたとのことです)

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