拉致問題で「一定の前進」 やっぱり密約があるんじゃないの?
2008.06.14 Saturday 03:09
くっくり
つまり、北朝鮮はアメリカに早くテロ支援国家指定を解除してもらいたくて、もう必死になってるわけです。
解除してもらうには、北朝鮮はアメリカに対してだけでなく、日本に対しても行動を起こさないといけない。
拉致問題、よど号犯、これらをちょっとでも進展させねばならない。
いや、進展してるってポーズだけでもいいんです。とにかくそれっぽく見せなければならない。
一方、日本はといえば、今年に入ってから、「拉致問題より国交正常化が先だ」と公然と言い放つ議連ができあがってるわけです。山崎拓を中心に。
福田政権は支持率がもうかなり下がっちゃってて、そう遠くない時期には総選挙もあると言われてる。
そのへんの事情も北朝鮮は当然把握してるわけですよ。
そういった流れの中で、今回、北朝鮮の「譲歩」が出てきたわけです。
すなわち再調査を実施することを約束したと。そして、よど号犯引き渡しに協力(微妙な言い回しですな)すると。
で、その見返りに、日本は制裁を一部解除すると。
具体的には、人道的物資輸送に限って北朝鮮船舶の入港禁止、及び、日朝間の人的往来の2点で制裁解除を決めたと。
これ、単に「福田は甘い」ってレベルなのか?と。
福田さんは売国首相です。
が、世論のことは非常に気にしてるんですよね。さっき言ったように、総選挙もそう遠くはないわけですからね。
そんな福田さんが、北朝鮮が「再調査する」と口約束したぐらいで、一部とはいえ制裁解除を決断したりするもんでしょうか?
世論の反発は必至ですよ。それぐらい想像できるはずです。
やはりこれは青山繁晴さんの持論が当たっているのではないか?
表には出してないだけで、裏で新たな拉致被害者帰国の手はずが進んでるんじゃないかと、思えてならないのです。
で、たとえば福田さんは総選挙前にそれをバーンと出して、有利に運ぼうと考えてませんか?とかね(それまで福田さんが総理でいられるかどうかは謎ですが)。
もしこの仮定が正しければ、その時になって、つまり新たな拉致被害者の帰国が決まった段になって、「ああ、あの時に制裁一部解除したのはこういうことだったのね」と世論も納得してくれるだろう、と福田さんは考えてるのかもしれない(私は絶対納得なんかしないけどね)。
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