拉致問題で「一定の前進」 やっぱり密約があるんじゃないの?

2008.06.14 Saturday 03:09
くっくり



制裁の解除は、拉致問題の再調査の方式について、双方が合意することが前提となっている。
拉致問題のメンバーからは、「福田は甘い。すぐ制裁を解除してはいけない。密約があるのではないか」と厳しい声も上がっている。
(06/13 20:20)

 日朝協議が終わった12日の夜、アジア大洋州局長の斎木さんがマスコミに少し喋ったけど、具体的なことは何も明かさなかったんですよね。
 「北朝鮮は『拉致問題は解決済み』とは今回は言わなかった」「内容を福田首相に報告し、判断、評価、指示を仰ぎたい」などと、思わせぶりなことだけ言って。
 
 だもんで、各マスコミも「北朝鮮側から首相の判断と指示が必要な何らかの新提案があった、という憶測が強まっている」てな報道にとどまってたんですよね。

 これはもしかして、青山繁晴さんが前々から言ってる北朝鮮の企み、すなわち「金正日にとって都合のよい拉致被害者(政府認定されていない人)を2名ほど返す。それで拉致問題を幕引きし、日朝国交正常化へ向かう」といった提案が、北朝鮮側からあったのかもしれない……と、私は心配してました。
 (青山さんによればこの提案は安倍政権時代からあった。もちろん安倍さんは一蹴した)

 で、一夜明けて、こんな事態になったわけですね。
 何じゃそりゃー!と誰もが怒ったことでしょう。

 「拉致被害者を2名ほど返す」、町村官房長官が会見で明かした協議内容にはそういったことは出てきませんでしたが、何か腑に落ちないんですよね。

 「『再調査します』って、そんな口約束だけで制裁解除するのか」とか、「北朝鮮は『再調査したけど新たな事実は出てこなかった。よって拉致問題はこれにて終了』と幕引き図ってくるに決まってる」とか、「日本は北朝鮮にいったい何回騙されたら気が済むのか」とか、私もいろいろ言いたいことはあります。

 でも、実はもうそういうレベルじゃないっていうか。
 その裏にとんでもない陰謀が潜んでいるんじゃないか。上の方で勝手に拉致問題幕引きの筋道が出来上がっちゃってるんじゃないか。
 そんな気がしてなりません。


 まず、今回の日朝協議は、米朝協議の流れから出てきたものだということを認識しないといけないですよね。

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