橋下知事が「大阪維新プログラム案」発表

2008.06.07 Saturday 04:21
くっくり



 そういうことから、手を付けてはいけないその720億円、ま、これ使えないと、この分削らなきゃいけない。そして収入というものも、ま、景気低迷でどんどん収入の範囲も限られてくる。そうなってくるとですね、府民の皆さんが必要だと感じている行政サービス、これはどうしても必要だと、もういろんな声をいただきましたけれども、どうしてもその収入の範囲で優先順位をつけざるをえないという判断をさせていただきまして、今回のような財政再建案となっております。家計においては、収入の範囲で予算を組む、家計を組むという当たり前のことが、行政という名のもとに、どうしても住民サービスが必要だと、先にその必要性だと、必要性があるんだということから、収入を度外視して予算が組まれていた傾向があるかと思います。ま、いろんなところから、行政サービス、赤字になって当たり前なんだという声もいただきましたが、私はそんなことはないと、それはあってはならないというふうに思っております。

 個別の行政サービス、個別の施策においては当然赤字になる、ま、赤字というよりも利益を求める団体ではありませんので、お金がかかる事業があって当たり前なんですけれど、しかし、そのトータルにおいては、自治体運営においては、やはり収入の範囲できちんと予算を組んでいく。どうしても住民サービスが必要で、収入の範囲を飛び出るような状態になってしまえば、これは人件費というところにも手を付けざるをえないというふうな思いで、今回は収入の範囲ということで、徹底的にこだわって予算を組みました。

 但し、この収入の範囲で予算を組むと言いましても、何でもかんでも切ればいいってものではありません。えー、今回私は3つのものに関しましては、削らないという方針を立てました。一つは障害者施策であります。これにつきましては、細かなものについてはいろいろまた議論のあるところですが、基本的には障害者施策については堅持、これは行政の最大の責務だというふうに思っております。もう一つは、えー、治安におけるまあ警察力ですね、これについても手を付けてはいけないものだというふうに判断をしました。もう一つは、切迫した命に関わる、ま、施策、救命救急が代表例ですけれども、この3つにつきましては、行政がどんなことがあってもやらなければいけない責務だという思いで、今回の財政再建、厳しい財政再建案の中でもこの3つは堅持をしました。

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