2008.06.03 Tuesday 01:12
くっくり
日本が総じて安定した非侵略的な独自の文明をつくってきたことは記録に明らかだ。近代以前の日本は少なくとも千八百年の間、様式化され限定化された内戦の時代と、全体的混乱の一時期を除けば、平和と安定の中で文明を発展させ、人口を増やし、制度を整備しつづけてきた。そして、外国を征服しなかったことは事実である。日本人を「間違い」で非難するなら、世界の大国になった近代国家で、こうした歴史を誇れる国がほかにあるか、探してみるべきだ。
私たちは日本国民を生来の軍国主義者として非難し、その前提の上に戦後計画を立てている。しかし、日本国民を生来野蛮で好戦的であるとする証拠は一片もない。なによりも日本国の歴史と日本文明の歴史がそれをはっきり否定しているのだ。
昭和32年の来日の際の発言より
日本軍が米・英・蘭・仏をわれわれの面前で徹底的に打ちのめしてくれた。われわれは白人の弱体と醜態ぶりをみて、アジア人全部が自信をもち、独立は近いと知った。一度持った自信は決して崩壊しない。…そもそも大東亜戦争はわれわれの戦争であり、われわれがやらねばならなかった。そして実はわれわれの力でやりたかった。
「ライシャワーの日本史」より
日本民族は、借用とものまね以上のことは何もしなかったではないか、とよく言われるが、この指摘はまったく事実に反している。地理的に孤立していたため、日本人が意識して海外から学んできたことは確かであるが、同時に他から隔絶したいたことにより、同程度の他の規模の他の地域に比べても、とりわけ特異な文化を発展させることが可能だったのである。
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