「アンカー」四川大地震 援助隊撤退もう1つの理由と報道されぬ二次被害

2008.05.22 Thursday 01:58
くっくり



一同
「えーー」

青山繁晴
「そうするとですね、あったようですと僕は念のために申しましたが、実はもう米英を含めた情報機関はそうやって見てるわけですね。で、それが日本にとってまた一つ、あるいは世界にとってショックなのはですね、これ日本の国際緊急援助隊が入ったのは、胡錦濤国家主席自らの決定だったんです。というのは胡錦濤国家主席は、こないだ日本に来て日中首脳会談、ずいぶんリップサービスもはっきり言ってやって、日本に対してやさしい姿勢を出しましたね。で、あれも新聞報道ではチベット問題と、それからオリンピックあるからだばかり言ってますが、いや、そんな目先のことだけじゃなくて、実はこの胡錦濤さんと、この下の温家宝首相は、たとえば去年の4月に温家宝首相が来た時もニコニコ、微笑みで来たでしょう?すなわちもう前からの、チベット問題起きる前からの路線として日本の力をむしろ利用する、活用する、ね、日本と友好関係を結ぶことによって、日本の力を使うという路線に変わっているからこそ、この国際緊急援助隊を入れて日本のイメージをむしろ良くしようとしたわけです。はっきりと軍はそれに逆らってるわけですね。どうして逆らってるかというと、はっきり言うと、解放軍にとって反日でないと困るからです」

村西利恵
「反日でないと困る!?」

image[080521-91ao.jpeg]青山繁晴
「やっぱりね、これをね、解放軍だけじゃなくて、こういうふうに言うと、世界中の軍隊にあることですけど、軍はやっぱりね、大きな脅威、大きな敵を想定しないと、今の規模を維持できないわけですよ。で、解放軍は大きすぎる規模を今持ってるわけで、縮小論がいつも出てる。特に胡錦濤、温家宝さんは縮小したいと思ってるわけです…*1」

山本浩之
「だけど青山さん、胡錦濤さんというのは主席ですけれども、同時に人民解放軍の一番トップにいる人でしょう?逆らってっていうのは…」

青山繁晴
「そうです。中国共産党の軍事委員会のトップを務めてるわけですけど、逆らってる。で、ヤマヒロさんが言ってくれたこと通りであって、これ世界が懸念してることの大きな一つはですね、単に地震の問題だけじゃなくて、人民解放軍という大きすぎる存在を、中国の指導部がコントロールできなくなってるんじゃないかと。で、それこそがさっき言いましたアジア全体の危機のような、あるいはもっと言うと世界につながる、世界の危機につながるような重大事なんです。そしてですね、時間がアレですから先に進めますとね、世界が危惧するっていうのはもう一つ、二つあってですね、というのは、一つ目はまず軍に関係があって、この中国の人民解放軍というのは規模が大きいだけじゃなくて、核兵器を持ってる。ね。そのことに関連して、出して下さい」

[7] << [9] >>
comments (18)
trackbacks (1)


<< 「ムーブ!」亡命チベット人タシィさんの思い(四川地震と竹島問題も)
「ムーブ!」中国浙江省バス爆発事件はテロ? >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]