「アンカー」四川大地震 援助隊撤退もう1つの理由と報道されぬ二次被害

2008.05.22 Thursday 01:58
くっくり



 ところで先ほど「報道ステーション」を見てましたら、日本の医療チームの件について、テレ朝記者が現地レポートで「日本の医療チームは今日1日何もしなかった。中国が入ってほしいという病院は成都市で一番施設が整った病院。だが手術が必要な患者が20数人いる。中国側にも思惑がある。日本側にも思惑がある。被災者が置き去りにされている」と、日本側も悪いような言い方をしてました。

 皆さん、テレビのニュースでもご覧になったと思いますが、医療チームの小倉副団長はその成都市第一人民病院を視察して、「施設、人員がほぼ足りているのではないかという印象を持った」と話してるわけですよ。プロがそう言ってんだから。

 そもそも日本の医療チームって、いわば野戦病院型というか初期治療が本来の役割ですよね?
 ちゃんとした施設がなくて、最低限の治療も受けられずに苦しんでいる被災者を救いたい、自分たちでないと救えない被災者からまず救いたい、という純粋な思いで言ってると思うんですよ。
 それを「思惑」なんて言われ方されちゃ、しかも中国の記者に言われるならともかく、よりによって日本の記者にこんなこと言われた日には、医療チームの皆さんがお気の毒というものです。

 ――先ほど、日本の医療チームが22日から成都の病院で活動を始めることで中国側と合意したというニュースが入りました。
 フジの「ニュースJAPAN」では、「日本側は被災地近くでの活動を希望していましたが、二次災害を防ぎたいとする中国側の要望に配慮した形です」という伝え方でした。

 二次災害を防ぎたいって、それは建前の理由でしょ?日本側はこれまでの経験から当然そういうノウハウは持ってるわけですし。
 ひょっとしたら被災地周辺で放射能漏れとかがすでに確認されてるんじゃないの?それが言い過ぎだとしたら、外国のマスコミ(日本の医療チームに当然ついてくるわけで)に悲惨でずさんな医療現場とか見せたくないんじゃないの?なんて訝ってしまいます(T^T)


【追記5/22 AM9:00】*1について
 青山さんがご自身のブログで曰く、“中国の胡錦涛政権が軍の削減を図り、それに抵抗する人民解放軍が反日路線を死守しようとしているという趣旨の話のところで、「軍の削減」ではなく、「陸軍の削減」と言うべきだった。…(中略)…ほんとうは、ここを精緻に言わないと、まるで胡錦涛主席が軍縮論者のような誤解も与えかねない”――。詳しくはこちらを。

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