長野聖火リレー&中国の見せかけの「対話」を許すな

2008.04.27 Sunday 04:02
くっくり


 今回は、中国側はダライ・ラマ側との接触に応じたが、国際社会などが求めている中国指導者とダライ・ラマ本人との直接対話ではなく、ダライ・ラマ側の代表と中国当局者による、いわば事務レベルの接触にすぎない。3月14日のチベット騒乱後、当事者の双方が初めて対話のテーブルにつくという意味で一歩前進といえるが、大きな成果を期待することは難しいとみられる。
 中国側とダライ・ラマ側の事務レベル接触はこれまでもたびたび行われており、2002年以後だけでも、6回に及んでいるが、いずれも双方の主張が平行線のままに終わっている。
 ダイラ・ラマ側はチベットで、香港やマカオのように、「一国二制度」の導入を求めている。外交と国防を中国に委ねる以外は、チベットのことはすべてチベット人が管理するということだ。
 しかし、チベット以外にも4つの少数民族自治区を抱える中国は、チベットに高度な自治を認めることによる他の地域への波及効果を恐れている。また、無神論を信奉する共産国家の中に、神職者が政治を主導する地域が生まれれば、宗教の影響が拡大し、一党独裁体制の崩壊につながることを警戒している。

 産経が指摘するまでもなく、皆さんもお分かりでしょう。中国政府がダライ・ラマ側と対話をしても、何らかの譲歩をするとは考えにくい。だって中国政府は時間稼ぎをすればいいだけだから。
 北朝鮮が(日本政府もか?)拉致被害者家族が全て亡くなるのを待っているように、中国政府もダライ・ラマ14世が亡くなるのを待っているのです。

 どういうことか?というと――
 チベット仏教では転生者は高僧らによって選ばれる仕組みになっています。
 ところが、1995年にダライ・ラマ14世がパンチェン・ラマに認定した少年は中国政府によって身柄を拘束されてしまい、現在もそのままです(生死も分からない)。
 中国政府は代わりに別の少年をパンチェン・ラマに認定しました。この偽者は当然、中国政府の操り人形です。

 仮にこのままの状態でダライ・ラマ14世が亡くなってしまった場合、次のダライ・ラマを認定するのは偽パンチェン・ラマ=中国政府になるでしょう。
 ダライ・ラマ、パンチェン・ラマとも中国政府の操り人形になってしまったら、確実に「チベット」は滅びてしまいます。

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