光市母子殺害事件で元少年に死刑判決

2008.04.23 Wednesday 01:28
くっくり


 本村さんはえらいなぁ。私だったら絶対キレてると思う。
 「ハードルが下がるんだとしたら、それは遺族や世論を逆撫でした安田さんたちに原因があるんじゃないですか?」とか、いらんことまで言ってたかもしれん。

 「NEWS23」のインタビューでしたか、作家の佐木隆三氏も、「死刑のハードルを下げたとか言ってる人がいるけど、それは違う。問題はこの事件の悪質性にある」てなふうに言ってました(この朝日記者への批判かどうかはわからないけど)。


平成19年版 犯罪被害者白書>本村洋さんの手記

 少し前に読んでぐっと来た箇所を、引用させていただきます。

 私は遺族ですので、犯罪により直接身体に危害を加えられたわけではありません。また、加害者と対峙し死の恐怖を体験したわけでもありません。
 ですから、理不尽に人生を絶たれた妻と娘の苦しみや怒り、無念さに比べれば、私の悲しみなど取るに足らないはずだと思っています。しかし、そう思って頑張って生きようとしましたが、事件発生から1年くらいは本当に辛い日々でした。
 特に、山口地裁で刑事裁判が始まった直後は辛かったです。法廷で加害者を見るからです。犯罪被害者の辛いところは、加害者が存在することなのかもしれません。当時の私は、裁判のことを考えると仕事が手につかなくなりました。私は会社へ辞表を提出しました。
 また、平成12年3月の山口地裁判決の前日には、遺書も書きました。死刑判決が出なければ命を持って、抗議しようと思ったからです。今になって思えば愚かな行為だと思いますが、当時は真剣に悩んだ結果でした。

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