「ぶったま!」反響報告と聖火リレーと日中首脳会談(細切れぼやきも)

2008.04.22 Tuesday 01:10
くっくり



大平サブロー
「ルール違反をしちゃったんですか?」

青山繁晴
「ルールとまでは言わないけど、いわば慣例違反みたいなこと。そして中国側のブリーフィングに入っていくと、全然話が食い違ってるわけですよ。ところが日本のメディアっていうのは、とにかく早く伝えなきゃいけないから、もう最初の日本側の説明をとにかく、青山さん早く記事をくれってことで、どんどん記事を流していって、で、あとで中国側の言ってることと全然食い違ってるから、だんだんそれから時間かけて取材するでしょ。で、何週間も後に記事を書いて、ここは本当はこうだったって書くんですけど、もうそんなのほとんど影響力ないわけですよ。これは日米首脳会談でも同じようなこと起きるんですけど、日本と中国の間が一番これ違いが激しくて、そうすると今回の日中首脳会談においてですね、おそらくもう、予め言いますけど、日本側のブリーフィングではね、福田総理は毒ギョーザもしっかり解決しましょうとちゃんと言ったと。それからチベットについてもちゃんと対話をして下さいってことも言ったと。北京五輪はあくまで平和的にやらないといけないとちゃんと言ったと。ちゃんと言いましたという説明をするだろうけど、おそらく中国側の説明と全然違ってて、チベットは内政問題で、毒ギョーザはすでに日本の問題になってて、北京五輪に対するいかなる妨害もいけないってことで日中首脳は一致したっていうようなことを、必ずブリーフィングすると思われるんですよ(一同ざわざわ)」

山本健治
「だから中国ではそういう報道されるわけよ。中国の国民はだから、日本の政府はなんでこんなこと言うとんねん、みたいにワーワー、今でもそうなってるわけよ。こんなふざけた話ありませんよ」

青山繁晴
「そしてね、その実際の中身はどうだったかと知るためには、やっぱり日中の役人がですね、実はもう水面下ですり合わせしてるわけです。これもあんまり国民に知られてないんけど、首脳会談っていうのはその時に一気の勝負じゃなくて、実はもう事前にかなりすり合わせるんで、そのすり合わせの様子を僕なりに取材してると、今回はもう圧倒的に日本側がこういうふうに(下に)なってるわけですよ。だから今回について言うと、毒ギョーザはむしろどっちかって言うと日本の問題。日中の捜査が食い違ってるって新聞に書いてるけどそれはほんとは甘くて、中国側の捜査はおかしいのに、下手したら日本側の捜査やり直しみたいな雰囲気になるかもしれない。それからチベットはあくまで中国の内政問題で口出すなと、それからオリンピックの妨害するのは善光寺の辞退も含めてみんな悪いことだみたいなことを、首脳会談で胡錦濤さんがガンガン言う可能性の方がむしろ高いと。たとえば日本の外務省の中で親中派と言われる人ですらそう言ってて、『でも青山さん、それはブリーフィングには出ないから』って言うわけですよ(笑)」

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