「ムーブ!」高まる中国の愛国心(善光寺リレー辞退と細切れぼやきも)

2008.04.19 Saturday 01:37
くっくり


勝谷誠彦
「そう」

堀江政生
「つまり、漢民族の誇り、中国が世界の中心であり、その文化・思想が最も価値のあるものであると自負する考え方。これなんだと言うんですね」

上村幸治
「ええ。ま、あのもともと、つまりプライドは高いんです。それがアヘン戦争以来、欧米にやられてしまったんでこんなに貧しくなって、あるいはこんなに後れてしまったんだと。非常にまあ、プライドとコンプレックスがあるんですね。そしてあるいは漢族は非常に、その、中華で文明を持ってる。そしてチベットは周辺の民族ですから、チベットの人たちが自分たちの文化を守りたいと言っても理解できない部分があるんですね。だからむしろ逆に何か利用されてるんじゃないかというふうに思って、そしてあの、今言ったような反応を示してしまう」

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堀江政生
「さらに、もう、最近になって強化されています、愛国教育が表面化してきているとおっしゃるわけなんですね」

関根友実
「はい。今から14年前です。1994年、愛国主義教育実施綱要というものが発表されました。これは、全国の小中学校で愛国主義教育を強化するために作られたものです。さらに96年には、アメリカ批判がテーマとなった『ノーと言える中国』という本がベストセラーになっています」

堀江政生
「うーん、上村さんは、大半の中国人なんですけれども、ま、経済成長により“プライド”が若者の間で育ってきたんだと。ものすごい今、大きな街になってますよね」

上村幸治
「そうなんです。だから自分たち、(堀江を示して)北京に行かれたっていうこと言いましたが、あの、大変、自分たち経済成長した、大国になってきた、なのにそういうふうに認められてこない。で、もともとはですね、社会主義教育をしていたんですね。でも社会主義はもうだめだということで、愛国教育にしました。実際に経済は成長しました。だから自分たちもプライドを持っていいんじゃないかというふうに、彼らは思ったんですね。それが今、若い人の間に出てきて、それが今度の、ま、反米感情と言いますか、ナショナリズムにつながってるんですね」

堀江政生
「須田さん、あの、プライドっていうのは経済が成長したから持つものではないような気がするんですけどね」

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