「アンカー」五輪聖火リレーとポスト福田
2008.04.10 Thursday 01:52
くっくり
岡安譲(キャスター)
「一般財源化?」
青山繁晴
「あ、その通りですね。その通り。打ち合わせしたわけじゃないんですが、全く正解で、福田さんはあえて来年度に、道路特定財源を一般財源化しますと約束したんですね。はい、出して下さい」(パネルの下部表示される)
image[080409-16houan2.jpeg]青山繁晴
「はい。これ、ね、もういきなり矛盾て出ましたけど、その通りで、これ誰が見ても全く矛盾してるじゃないですか。10年間ずっと道路に使うって法律を決めなきゃいけないんでしょう?もしこれ決めなかったら今年度の道路予算も出ないし、地方に対する交付金も出ないから、地方で今、現在止まってるトンネル工事なんかも、そのまま塩漬けになっちゃうわけです。決めなきゃいけないのに、決めたら最後、福田さんが国民に約束したことと違いますね。10年間しないって言ってんのが、いや、来年からやるって言ってるわけでしょ。で、道路整備も10年じゃなくて5年にするって言ってるわけですから、これ、じゃあ誰が責任取らなきゃいけないかというと、そりゃ言い出した福田だろうというふうに、すでに自民党の中でなってて、しかも僕に電話する人の、なぜかだんだんとみんなが呼び捨てるようになってきてる」
一同
「えーー、はぁーー」
青山繁晴
「ま、政治家の方々って、そういう意味でわかりやすい人たちでね。だってそりゃ福田だろうと、そりゃあの、自民党の総務会も通してないし、閣議決定もやってないんだから、福田が責任取らなきゃって話になってるわけですよ。これが、ま、福田さん、勇気を持って発言したんだと思います。一般財源化は僕も支持ですから。しかしこれがやがて関門として首を絞めるであろうと。そしてもう一つ関門と言わざるを得ないものがあると。はい、これです」
image[080409-17gw.jpeg]村西利恵
「ゴールデンウィークの草むしり、ですか?」
青山繁晴
「いきなり話が変わったように見えるかもしれませんが、これからゴールデンウィークが間もなくやって来ますが、えー、要するに解散が、解散総選挙近いかもしれないと思ってるから、どんな衆議院議員、代議士でも必ず選挙区に帰って草むしりをします。これは昔からこういう言い方するんですが、要は自分の選挙区、票田の中に他人の草が生えてる、他の候補の草が生えてるのを抜きましょう。ゴールデンウィークに必ずそれをやりますが、選挙区に帰ってそれをやってる代議士はおそらく、ほとんど全ての代議士が、この総理じゃ選挙できないべーと、ね。室井さんが言ったような話を選挙民から言われて、逆に福田で頑張って選挙やってくれっていう、ちょっと考えにくいわけです。で、その方々が連休明けに怒濤のように永田町に帰ってきて、そういう、その、福田じゃやっぱり選挙できないよって帰ってきた人が、えー、代議士が帰ってきた、その時にたとえば、胡錦濤国家主席との会談がおかしかったり、さっきの道路整備特措法どうしたらいいかわからなくなってたり、それからあるいはひょっとしたら、連休前の善光寺のその、聖火リレーがおかしなことになってたり、それから実はもう一つ、その善光寺の聖火リレーの翌日に、4月27日に、山口二区で衆議院補選があるんですが、これでもし負けてたりするとですね、そういうものがギューッとこのゴールデンウィーク明けに押し寄せることにならざるをえない。そしてその時にですね、追い詰められた内閣総理大臣というのは、憲法の規定によって2つの道しかありません。それは、俺のことはそんなに信用できないって言うんならば、じゃあ国民に聞きましょうと言って衆議院を解散して総選挙をやるか、それともあきらめて、たとえば安倍さんのように辞めてしまうと。どっちかしかないんですが、そして皆さんこれ思い出して下さい。さっきVTRに出てきた小泉さんたちの発言。はい」
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