「アンカー」新型インフルエンザ 火種はやはり中国?
2008.04.03 Thursday 02:44
くっくり
image[080401-17raosu.jpeg]青山繁晴
「中国と国境を接してるラオスに行きますと、これはまあメコン川を渡ってですね、この、農村に入っていったんですけれども、ある意味、昔、昔に見た日本の農村のような光景が今も残ってて、子供たちと、鳥を中心とした動物が一緒に暮らしてるわけですね。で、こういう鳥をそこでさばいたり、あるいは鳥のフンを処理したりする時に、この鳥がインフルエンザにかかってることに気がつかなくて、人間が感染するっていうことが実際に起きてるわけです。このラオスと中国は国境がつながってることもあって、中国の農村部についても非常に心配されるわけですね。で、じゃあその、今現在、鳥からヒトにうつって、どういう被害が出てるかっていうのをちょっとデータ見てみましょう」
村西利恵
「はい。WHOに報告された鳥インフルエンザの感染死亡者数なんですが、圧倒的に東南アジアが多いんですよね」
image[080401-18sishatable.jpeg]青山繁晴
「そうなんですが、で、これ大事なことは、ここに書いてある通りWHO、世界保健機構に報告されたということであって、WHOが全部確認できたわけではないんです。で、インドネシアが非常に多く見えますけど、これ実はインドネシアは国の隅々までWHOの係員を受け入れて、自由に活動させてますから、だいたい本物の数字だろうと思われるんですが、みんなが心配してるのはここ(中国)なんです。まさしく室井さんが言った通り、その中国であって、これ決して中国に対して偏見で対してもって言ってるんじゃなくて、これははっきり言うと、中国はこう思われてもやむを得ないことがありました。えー、岡安さん、どうですか?」
岡安譲(若手キャスター)
「え?毒ギョーザとか、それこそ今まで……」
青山繁晴
「あ、毒入りギョーザの指摘も大事な指摘ですが……」
岡安譲
「あ、わかった。はいはい。SARS」
青山繁晴
「その通り。その通りです。その通りで、皆さんまだ記憶にあると思いますが、5年前の春、2003年の春にSARSという、これSARSがインフルエンザなんじゃなくてですね、新型肺炎ですけど、このSARSが流行して、その時に中国がたとえばとっくに首都の北京でも患者が出てるのに、それをWHOに隠したりしたために全容をつかめなくて、その、SARSはこの新型インフルエンザに比べればまだマシな病気なんですけれども、そういう中国が情報公開をちゃんとしなかったために、どんどん広がって、800何十人の方が亡くなるっていう、ま、大変なことになってしまったわけですね。で、普通だったら中国はこれに学んで、『そうか、自分たちの国で何が起きてるかということを、世界中にちゃんと知らせなきゃいけないな』と勉強するのが普通なんですが、ところが外務省で、僕の長い付き合いの人ですが、中国が大好きだと普段からはっきり言ってる人に会って、これ電話じゃなくて会って話聞きましたら、彼はこういうふうに言ったんです。残念ながら名前出せませんが、シルエットも本物じゃありませんけども、こう言ってます」
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