「アンカー」新型インフルエンザ 火種はやはり中国?

2008.04.03 Thursday 02:44
くっくり



image[080401-11kansenjirei1.jpeg]村西利恵(女性キャスター)
「はい。鳥インフルエンザがヒトに感染した例からご覧いただきましょう。97年に香港で世界で初めてヒトへの感染が確認されました。この時6人死亡しています。そしてちょっと間があって、2004年以降にタイ、ベトナム、インドネシアなど東南アジア各地でヒトへの感染、それから死亡例が多発しているといった状況です」

青山繁晴
「はい。あの、もう一回見ていただくと、その中国の香港という大都市で、その、鳥からヒトにうつって6人の方が亡くなったっていうのは、これ、当時にとっては大変な衝撃だったわけですね。おそらく中国の内陸部の農村でかなり感染が蔓延してそれが都会に及んだんだろうと。でも、いったんこれはそこで止まることは止まったんですね。ところが、ま、専門家はみんな危惧していた通り、7年後に再発をしてですね、今度は中国以外にたくさん広まっていって、ま、何十人の人が亡くなっていったわけなんですけども。これも、でも、いや、これはまだそのまま続いてるわけですね。で、だけども、もう一回言いますけど、ここで止まるんだったら、実はその、たとえば厚生労働省が、この日本でですよ、この清潔な衛生の良い日本で64万人死ぬなんてことを言うはずがないわけですね。ということは、この3つめの段階が最大の問題であって。はい、これ出していただくと」(パネルの下部分、伏せられていた箇所が表示される)

image[080401-12kansenjirei2.jpeg]村西利恵
「はい。2006年にインドネシアで、そして2007年に中国でヒトからヒトへの感染が発生した」

青山繁晴
「はい。で、ここでまあ中国が出てくるんですけれどもね。で、さっき室井さんが、あの、このへんのことをすでに指摘されましたね。だから僕はちょっと安心したのは、その、日本国民の中にも、ま、室井さん、僕はいわば庶民の代表だと思ってますからね。だからある程度伝わってるんだなと思ったんですけれども、これはまあ世界にとっては大きなショックだったんですね。このインドネシアの例もありますけども、去年の年末に中国の南京で、24才の息子さんがまず鳥からインフルエンザがうつって、それから52才のお父さんにうつって、最初に感染した息子さんが亡くなったというのがありまして、これがまあ大きなショックになってるわけですね。で、但しですね、これもさっき室井さんの話もあったと思うんですが、そこで止まってるわけです。というのは、親子ですから、その、遺伝子が似てるわけで、これすなわち、ヒトからヒトにうつるようになったというのはまだ言えないわけですね。で、問題は、もう一回言いますが、鳥から鳥へ、それが鳥からヒトへ、そしてヒトからヒトへ、このヒトからヒトへがもっとウイルスが突然変異をくり返して進化してしまって、もう鳥と関係なくヒトからヒトにどんどん空気感染でうつるようになったら、それが、ま、世界的流行ということになっていくわけなんですね。で、えー、ちょっとその、そうなった時のパンデミックというのは何なのかというのを、ちょっと整理したいと思います」

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