「ムーブ!」チベット抵抗史 ペマ・ギャルポさん出演
2008.03.29 Saturday 00:10
くっくり
ペマ・ギャルポ
「やっぱり21世紀になって、あの、アフリカやアジアの国々が次から次に独立して、そしてその最後に今、コソボなんか独立してるわけですね。民族自決に基づいて」
堀江政生
「そうですね」
ペマ・ギャルポ
「だけど未だに植民地持ってる国、時代の逆のことやってるのが、中華人民共和国って国だけだと思いますよ」
勝谷誠彦
「僕が非常に覚えているのはですね、こう、一番西の端の開発区まで行きましたけど、夜10時でも明るいんです。北京の時間に合わさってるから」
堀江政生
「夜10時なんですね、それは」
勝谷誠彦
「国道、道に、道についてる里程標は、北京まで何キロということで書いてるわけですね」
花田紀凱
「一番の問題はやっぱり言葉ですよね。言語を奪っちゃってるから」
image[080324-16waheiplan.jpeg]堀江政生
「そして、何をではチベット民族は求めているのか。ダライ・ラマ14世の和平プラン(1987年)というのがあります。えー、チベット全土を平和地帯にするとか、中国人の大量移住政策の放棄、チベット人の基本的人権と民主主義の自由の尊重、核兵器の製造と核廃棄物の処分場としての使用を禁止するということ、将来のチベットの地位に関し真摯な交渉を開始するということです。ま、これ、ま、我々の感覚からすると、ごくごく普通のことのような気がするんですが、これができてないわけですね」
ペマ・ギャルポ
「はい。あの、たとえばですね、法王がその平和地帯化するってことをおっしゃったのは、当時中国政府はネパールをね、平和地帯化することに賛成してたんです」
堀江政生
「なるほど」
ペマ・ギャルポ
「だけどネパールはこんなに小さいし、ほんとに平和地帯化するんだったら、世界最大と2番目に人口の多い中国とインドの間にやっぱり不干渉地帯としてチベットがいて、しかもそこを国連、たとえば法王がおっしゃったのは、あの、チベットは地下資源が豊かなんです。そういう所に人類のためになるようなその、研究機関とか、そういうものをチベットに作ってもらって、チベットをもう非武装地帯化しようと、あの、非武装地帯化だったんです。で、これを中国政府は交渉の段階で、あの、独立を求めないってことに変えなければならないということになったんです。で、法王はそこもですね、まあどこにいらっしゃっても、私は独立求めてないということを、言葉で変えたんですね。もちろんそうすると、チベットの人たちからすると、過去60年間言って、中国は何一つ約束を守ってない。法王がそんなことおっしゃってもですね、それを裏付けるようなものがないってことで、ま、多少不満と不安を感じてる人たちもどんどん出てきてるんですね」
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