「ムーブ!」チベット抵抗史 ペマ・ギャルポさん出演
2008.03.29 Saturday 00:10
くっくり
「そうですね。未だに生きてるか死んでるかわかんないんですけども、この11才(6才?)の子供には何の罪もないんですよ。もし罪があるとすれば、彼が生まれ変わりであるということだけなんですね。にも関わらず北京政府は何を恐れているのか。わかんない。で、何を恐れているかというと、本当はですね、前のパンチェン・ラマが亡くなる3日前に、世間ではパンチェン・ラマは中国寄りだったようなこと言ってるんですけども、あの、大演説をしまして。我々は過去、中国から得た物の何倍もの物を失われた、取られたっていうことの大演説をしてるんです。そして数日後に亡くなられたんですね。ですから、それの本当の生まれ変わりだったら、やっぱり彼らの言いなりになれないってことを、たぶんね、彼らは一番恐れてると思うんです」
勝谷誠彦
「パンチェン・ラマ11世はですね、要するに何も悪いことしたわけでもないわけなんですね。つまりこれは政治的なことで拘禁、もし今も拘禁されてたら拘禁され、あるいは殺されたわけですから、世界で最も幼い政治犯と呼ばれてます」
関根友実
「ダライ・ラマ14世は文化的虐殺だという言葉は……」
勝谷誠彦
「おっしゃる通りだと思います」
花田紀凱
「その通りですよね」
関根友実
「こういうの見たらすごくそれを感じるんですけども」
ペマ・ギャルポ
「ま、文化的虐殺というのはね、たとえばその、お寺がですね、昔7000ぐらいあったんですけれども、僕なんか実態調査に行った時には、北京政府も一時はそういうチャンスをもらったんですね、で、7000のうちの8カ所だけ、かろうじて残ってたんです。あと全部、完全破壊されました」
勝谷誠彦
「そうですね」
ペマ・ギャルポ
「それからあと、あの、もちろんチベット人が、チベット人の価値観で生活することはできない」
堀江政生
「それは非常に問題ですよね」
ペマ・ギャルポ
「ええ。たとえば、あの広い中国でですね、全部、北京の時間ですよ。それだけ考えてもですね、まだ昼のうちのあの、夕食食べなくちゃならないし」
堀江政生
「だからそういうこと、文化的な生活を認めないということはもちろん、宗教も含めてですから」
ペマ・ギャルポ
「宗教も含めて」
堀江政生
「そこを一番こう、認めてもらえないのはしんどいってことですよね」
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