「ムーブ!」チベット抵抗史 ペマ・ギャルポさん出演
2008.03.29 Saturday 00:10
くっくり
勝谷誠彦
「その、そうした子供たちをですね、中国の国境警備隊が射殺するという映像が、このネットの世の中ですから、ネットに出回って世界中が見てますよね」
堀江政生
「中国はチベットの何を傷付けているんでしょうか。こういうこともしていました」
image[080324-13umarekawari1.jpeg]上田剛彦
「チベット仏教の思想では、全ての生き物は死後生まれ変わるとされています。ダライ・ラマは観音菩薩の化身でチベット仏教の最高位。たとえばダライ・ラマ1世が亡くなれば、どこかに2世として生まれ変わるということなんですが、それが認定される、選ばれる方法は聖なる湖のお告げ、先代の遺言、遺体の状況、先代の遺品を認識できるか?などで高僧らが探すということで、チベット人にとって最も重要な儀式とされています。そしてここにも中国の関与があったわけです」
image[080324-14umarekawari2.jpeg]上田剛彦
「以前、清の時代にダライ・ラマら転生者を金の壷に入れたクジを引いて決めようと、提案をしたこともあったということなんです」
image[080324-15panchen1.jpeg]上田剛彦
「そして有名なのはパンチェン・ラマ11世問題です。これは1995年の5月、ゲンドゥン・チューキ・ニマという6才の男の子を11世というふうに認定したんですが、実はこの男の子は認定後すぐに行方不明になっていて、現在も見つかっていないという状況になっています。これを中国政府は自分たちが見つけたんだとして、1995年11月、ギェンツェン・ノルブという6才の男の子を11世として即位させました。えー、ここで、この時点で、現在も見つかっていないということになりますので、パンチェン・ラマ11世が2人になっています。中国はこういったチベット人が最も大切にする存在も手に入れようとしてきています」
堀江政生
「このチベット側が認定したパンチェン・ラマ11世、中国にさらわれたという話もありますね」
ペマ・ギャルポ
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