「ムーブ!」チベット抵抗史 ペマ・ギャルポさん出演
2008.03.29 Saturday 00:10
くっくり
image[080324-04map1.jpeg]上田剛彦
「今から1000年以上前、7世紀から9世紀にかけて、チベットはチベット王国として現在よりも大きい、広い領土を持っていました」
image[080324-05map2.jpeg]上田剛彦
「しかし13世紀以降になると、中国側は一部として組み込まれていたと主張し、そして一方のチベット側は独立した国家だったと、このころから主張が食い違い始めます」
image[080324-06map3.jpeg]上田剛彦
「そして1912年、中国最後の王朝である清が滅亡すると、チベットは独立を宣言。モンゴルやイギリスと条約を結んだことを拠り所として、国家として認識されたと主張します。しかし中国側はチベットは独立していないと主張をしています」
image[080324-07map4.jpeg]上田剛彦
「その後1951年に中国は全土の解放を宣言して、武力行使をかけ完全支配下に置きます。一方のチベットでは抵抗運動が続き、1959年にチベット動乱が起きまして、ダライ・ラマ14世はこの時にインドへ亡命をしているんですが、この1959年の動乱の6年前に、53年、ペマ・ギャルポさんは誕生したということです。えー、そして同じくインドへ亡命をしています」
堀江政生
「うん、えー、中国側の主張と、ま、チベット側の主張は大きく食い違うわけなんですが、どうご覧になってますか」
ペマ・ギャルポ
「まず、あの、私たちは独立を求めるのではなくて、もともと独立だったということですね」
堀江政生
「なるほど」
image[080324-92studio.jpeg]ペマ・ギャルポ
「それから先ほどおっしゃいましたように、そのチベット側の方が、ここにも動乱っていうことになってますけれども、中国は嘘を100回言えばほんとになると思ってるんです。だから今回もたとえばオリンピックという、その、平和の祭を使って、チベットが中国の一部であるということを既成事実を作ろうとしてるんです。で、その、皆さんもあの、無意識のうちに中国に洗脳されてるのは、たとえば皆さんは中国人のことを漢民族、漢族と言うんですね。僕たちのことをあの、チベット族とかって言うんです。これはまさに中国の洗脳を受けてるんです」
[7] beginning... [9] >>
comments (16)
trackbacks (5)
<< 集団自決訴訟で原告側の請求棄却
「ムーブ!」チベットだけでない 中国が抱える民族問題 >>
[0] [top]