「ムーブ!」スピルバーグ北京五輪にNO!(最近のまとめとチベットも)

2008.03.15 Saturday 02:02
くっくり


 中国の人権状況を心配してというより、自分が集中したいからという理由なんでしょうか。もちろんそれを一概に悪いとは言いません。つーか、選手にこんないらん気苦労かける中国政府&中国政府の人権蹂躙を見て見ぬふりしてるお偉いさんたちが悪い(-.-#)

 ちなみに「それ以後は口をつぐんだまま」だった中国政府ですが、3月12日、外相が記者会見で「五輪を政治化しようとしているのは、中国に極めて大きな偏見を持つ勢力だ」「彼らは中国に恥をかかせようとしている」とスピルバーグ監督を改めて批判しました(産経3/12)。言ってる内容は以前の外務省報道官とほとんど同じみたいですけどね。


 あと、重村先生とのやりとりでちらっと出たチベットですが、最近、緊迫状況にあるようです。

僧侶に公然と暴力 緊迫するチベット(産経3/12)
チベット人ら100人拘束 インド警察、反中国デモで(産経3/13)

【このエントリーをUPする少し前、チベットが「騒乱」状態になっていると知りました。この件については最後に追記の形で書きます】

 このように他国を侵略したり、他国の虐殺を助長したり、他国民だけでなく自国民も弾圧、人権蹂躙をくり返しているこんな国で、「平和の祭典」を開催させてもよいのか?ということで、北京五輪ボイコット運動というのは、何年も前から盛り上がってまきました。それも世界規模で。

 2月27日にはアメリカ議会の公聴会でも、上下両院議員たちが中国政府の人権弾圧の事例を次々に指摘し、五輪開催国にふさわしくないという批判が続出しました(産経2/28)。

 が、ブッシュ大統領の発言にもあった通り、各国とも政府レベルでは北京五輪を支持していますから、開催阻止は難しいでしょう。中国で内戦やよほど大規模なテロでも起こらない限りは……(産経3/9付によれば、中共に現在進行形で侵略されている東トルキスタンの独立運動組織メンバーが、テロ攻撃を計画していたとして当局に制圧されたという出来事があったようですが)。

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