「ムーブ!」スピルバーグ北京五輪にNO!(最近のまとめとチベットも)

2008.03.15 Saturday 02:02
くっくり


「これをですね、じゃあどういうことかというとですね、ダルフール紛争はどういうことかというと、まあ、このスーダンで行ってる紛争なんですね。あの、アフリカのほぼこの辺にありますけども、上がもうアラブの世界、北アフリカになりますと。スーダンのですね、えー、ここらへんにダルフールっていう地方があるんですけどね。えー、まあもともとスーダンでは、その、アラブ系の住民とですね、非アラブ系の、ま、アフリカ系の黒人住民とかですね、まあ、50年代に独立してからずっとこうね、民族紛争みたいな状態にあったんです。で、政権は今、アラブ系住民側にあるんですね。で、ついにですね、ま、2003年の2月ぐらいに、この、ま、紛争が拡大しましてね、えー、このアラブ系の民兵組織、ジャンジャウィード、あのー、ラクダに乗った、まあ狙撃隊みたいな意味なんですね。このジャンジャウィードと呼ばれる、その民兵組織と、それから、この、ま、スーダン政府軍がですね、ま、手を結びましてね、黒人系の村をどんどん、どんどん襲っていった。そして無抵抗な村民をですね、どんどん、どんどん虐殺していきましてね、えー、2003年の2月以降ですね、えー、20万人以上が虐殺された」

関根友実
「うわー……」

若一光司
「そして200万人以上の難民が発生して、一部は隣のチャドなんかに、ま、流れてるわけですけどね。ま、こういうですね、事態が起こってまして、これが、ま、ダルフール紛争、ダルフールの虐殺と呼ばれてる。えー、大変、これまあ、世界的に大きな非難を浴びてることなんですね」

堀江政生
「そうですねー、はい」

image[080222-09china.jpeg]若一光司
「で、このダルフール紛争と中国の関係なんですけども、大変深い関係がありましてね。実はスーダンていうのは石油が出るんです。で、中国はね、スーダンで算出してる石油のですね、輸出分の大半を買い占めてましてね。なおかつ、スーダンを代表する2つの大きな石油会社の最大株主にもなってるんですね。で、こういう石油のお金をですね、中国がスーダンに落とします。そのお金のほぼ8割以上をスーダン政府は、ジャンジャウィードと呼ばれるアラブ系の、さっき言いましたラクダに乗ったような民兵組織に渡して、それが武器に変わってる。つまりその武器で虐殺が行われている。しかも民兵組織と政府軍のですね、持ってる爆撃機・攻撃用ヘリ・装甲車、まあ、それから機関銃なんか、そういったもののほとんどが中国製なんですね」

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