2008.03.01 Saturday 03:10
くっくり
西表島はマングローブの森が広がり、遠浅のビーチはウミガメが産卵に訪れるほどの美しい浜が広がる。しかし、人目につきにくい海岸は「ゴミ」の山だった。人目につきにくい海岸に足を運ぶとそこにはありとあわゆるゴミが散乱し、その状態が20キロにわたって続いていた。
ゴミの中で目立つのがペットボトル。そのラベルから、これらは韓国、中国、台湾からなど海外の物であることが分かる。西表島は台湾方面からの黒潮が流れ込み、さらに中国本土からは沿岸沿いの潮の流れに乗って、ゴミが流れ着いていると考えられている。
この島にはゴミの焼却施設が無く、来年にも完成する処分場も家庭用ゴミしか受け入れてもらえない。漂着ゴミは産業廃棄物と見なされ、処分の対象にならない。
西表島の自然体験ガイドで、漂着ゴミの問題にいち早く取り組んでいる西表エコツーリズム協会の森本さんは「町には莫大なゴミを処理する予算が無い。だからこそ、この貴重な自然を残したいのであれば国が積極的に対策に乗り出して欲しい」と話してくれた。
現場を見てきた勝谷氏は「日本人の宝であり、人類の宝だと思う。漂着ゴミは自然に帰ることはなく、状態は悪化していくだけなので、緊急活動計画を発動して、今すぐ国として取り組まなければいけない」とコメントした。
[7] << [9] >>
comments (23)
trackbacks (6)
<< 「アンカー」イージス艦衝突の真相と中国毒入り餃子問題
出来る範囲でチャイナフリー >>
[0] [top]