「アンカー」イージス艦衝突の真相と中国毒入り餃子問題

2008.02.28 Thursday 02:17
くっくり



image[080227-15flip2.jpeg]<キーワード>
 艦長の血の涙

村西利恵
「ズバリキーワードは『艦長の血の涙』」

青山繁晴
「この艦長は『あたご』の舩渡艦長の涙じゃありません。これは今言った別な艦長の血の涙、悔し涙というものを、後でお話ししたいと思います」

村西利恵
「このキーワードからCMの後も真相を話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「えー、防衛が専門の青山さんだから聞ける話が続いていると思います。えー、先ほどのキーワードは『艦長の血の涙』でした。お話の続き、お願いします」

青山繁晴
「えー、この別の艦長っていうのは、その、『あたご』の舩渡艦長と階級も同じ一等海佐、国際的に言うと海軍大佐になるわけですね。彼、ふだん船に乗ってるわけですから、僕は帰国してすぐ電話した時に通じないと思ってかけたんですが、偶然船を下りてぱっとつながったわけですね。で、彼は『船下りる時に嫌な予感しましたよ』と。『これ下りたらきっと青山さんから「あたご」の件で電話がかかるだろうと思ってた』と、最初はそういう話をして、で、僕はその、艦長、なぜ出てこないとガーッと怒り出して、それで今の話になってからですね」

山本浩之
「なぜ出てこないというのは、舩渡艦長がなぜ公の場に出てこないってことですね」

青山繁晴
「はい。で、今言ったような話になって、で、長時間の電話になってるうちに、だんだん彼の声が変わってきて、その、要するに涙声になっていったわけですよ。それで僕は内心ちらっと、お前泣くのか、情けないと言おうとしたら、その時彼が言ったのはね、『青山さん、これはもう中国と北朝鮮が本当に喜んでる話であって、このだらしなさ』、まず海上自衛隊は、その、さっき室井さんも言った通り、その、日本国民を守ってるはずのこの人たちが実は、下の階級の人間に責任を押し付けようとする雰囲気があったり、それから東京湾に入ってきた時にオートパイロットにして、艦長が寝てる緩い組織だっていうこと、もう明々白々に見せつけたようなもので、その、会見したり、あるいはその、大臣の答弁も混乱したりしてる間に、どんどんどんどん国民からも海上自衛隊や防衛省が離れていき、結局はこの、中国や北朝鮮という人たちを、中国は別に日本と敵対してるわけじゃないですよ、しかし北朝鮮は日本国民を誘拐したままですから。いずれにしろ『海上自衛隊として考えなきゃいけない相手を喜ばせてる、それを自分たちがやってるってことは本当に血も涙も……思いなんです』ということを言ったわけです。で、僕はそれを、電話切った後にですね、さっき言いました通り、石破茂防衛大臣に電話をして、その、石破さんも苦労されてるのはわかるけれども、なぜその、自分の職を賭して冬柴国土交通大臣にかけあって、その、舩渡艦長をすぐ国民の前に出して、ありのままに、その、どうして説明させないのかと。で、その時に日本の海上自衛隊は、海軍力としては実は世界第二位。ということはアメリカ海軍が上にいるわけですから、世界実質第一位と言われながら、実はその組織の在り方やあるいは法律の整備が極めて不十分で、海軍力なのに海軍じゃない、つまり責任をどこまで持って良いのか、どこまでが自分たちのその、死を賭した、命を懸けた責任なのかっていうのがあいまいのまま、これは僕は国民が悪いって言ってるんじゃなくて、海上自衛官自身がそういう体質に甘えて育って、もう艦長になったらそれでOKとしてる人たちが多い。さっきの記者会見でも、皆さんわかったと思いますが、非常に官僚的な答え方でした。僕さっき憤激した通りですね。で、それを含めた血と涙だと思うんです。だからその、漁民の方の生活にこのような大きな打撃を与えた以上はですね、さっき漁民の方の代表の方がおっしゃってた通り、その、原因の究明を最後までやって、その、東京湾の安全を保つだけじゃなくて、その、海上自衛隊はどうしてこんな組織になってしまったのかっていう根っこを、これ、考えるきっかけにはどうしてもしたいと思うんです」

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