さよなら盧武鉉 どうなる李明博

2008.02.26 Tuesday 02:05
くっくり



 ってことは、じゃあ今後もし李明博大統領がマスコミと何かもめて、対立モードに入ってしまった場合はどうなるんでしょう?
 あるいは内政でコケてしまったら?「内政が上手く行かなくなったら反日で国民をガス抜き」ってパターンに陥る羽目になりませんか?


 大統領選では圧倒的強さを見せた李明博大統領ですが、実は前途洋々というわけではなく、むしろ前途多難であるという報道や評論が早くも出ているようです。

 この前の金曜日の「ムーブ!」では重村智計教授がこのような話を。

●読売新聞に最近載った記事によれば(ネット不掲載?)、朝鮮日報が行った世論調査で、李明博大統領の支持率は就任前にもかかわらず、80%台(当選直後)→70%台→60%台に急落している。
 理由は、世論がハンナラ党の党内摩擦にウンザリしているから。
 李明博大統領は、大統領候補者争いをした朴槿恵元ハンナラ党代表と対立している。
 4月9日の総選挙の出馬予定者公認をめぐり対立。また、去年入党したばかりの鄭議員をアメリカに特使として派遣しミゾが深まった。
 (鄭議員は現代グループの御曹子で、次の大統領選挙で朴槿恵と戦うのではないかと思われている)

●李明博大統領は“小泉流”改革、つまり小さな政府を目指しているのだが、それが難航している。
 18省4庁を13省2庁にスリム化、公務員約7000人を削減しようとしたのだが、野党の反発にあい、12省2庁で合意、公務員削減も約3700人規模に留まる予定。
 さらに改革の最大の目玉だった、対北融和政策を10年間主導してきた統一省の解体、これも激しい反発を受けて存続決定してしまった。
 (韓国政府は毎年1000億円以上の援助を北朝鮮に行ってきた。統一省はそれを統轄していたが、不正や腐敗があると言われてきた。しかし一度も監査が入ったことがない。不正が明らかになるのが嫌で、与党は徹底的に統一省の解体に反対したと言われている)

 ということで、すでに内政面で不穏な空気が……!?
 仮に今後、内政が上手く立ち行かなくなるような事態に発展したら、またぞろ反日が利用されてしまう可能性も!?

 但し、運動家出身で「理念型」だった盧武鉉さんとは違い、ビジネスマン出身の李明博さんは「実利型」で、現実的に物事を考える人のようです。

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