「アンカー」中国毒入り餃子 容疑者拘束!?(付:ワイスク)
2008.02.07 Thursday 03:34
くっくり
「食品と暮らしの安全」編集長の小若順一氏です。
同日(2月6日)放送の「ワイドスクランブル」にスタジオ生出演されていました。
以下、コメント要旨です。
(こちらの画像も“たか改名 元祖たか”さんがUPして下さったビデオから、キャプチャさせていただきました)
image[080206-21wai2.jpeg]●ジクロルボスは非常に揮発性が高い。マイナス20度という冷凍食品の保存下では揮発しない。ギョーザの製造工程で、ジクロルボスを揮発させずにギョーザと袋の両方に付着させることができるのは、ギョーザを冷凍してトレーに入れて袋に詰める工程。そこしかない。蒸す前に入れると飛んでしまうから。
●工場側の説明では、農薬の持ち込みはできないという話だが、工場に携帯電話を持ち込んだ従業員女性の死亡事故が実際に起きている。この女性は携帯を蒸し器の中に忘れて取りに行った時に閉じ込められ、翌朝死亡しているのが発見された。携帯を持ち込めるのであれば、相当の毒物は持ち込める。金属を持ち込めるのだから、液体や固形物も持ち込める。持ち物チェックをされる場所はわかっているんだから、チェックされない所に隠せばいいのであって、本気になれば持ち込めることは、その死亡事故で証明されている。
●動機は経営者への仕返し。日本でもよくある。商品にゴキブリ入れたり。表沙汰になっていないだけでよく発生している。中国の場合は毒を入れるというのが流行っている。そういう国から輸入をしているんだから、「食品テロ」と位置づけて対応することが一番重要。アメリカは9.11テロ以降、2003年に食品テロ規制というのを作って、制度を整えている。日本もそういう段階に来ているのが今回の事件でわかった。
●食品テロを防ぐのは難しい。検疫態勢を厳しくしたらなくなると考えるのは間違いで、お金を無駄に使うだけかもしれない。そうではなく、食品テロ規制をする。被害を出さずにどう止めるか。被害が出た瞬間に亡くなる人が出ないよう、誤診をなくす。アメリカは4000人の患者が発生してもすぐ対応できるよう訓練をしている。
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