なぜ大阪府民は橋下徹氏を選んだか
2008.01.28 Monday 02:21
くっくり
・橋下さんは「子どもが笑う」をキャッチフレーズに、つまり「子育て支援」に非常に重点を置いた。それが子育て世代や孫がいる世代の支持を得た。子どものいない私でも、この政策には賛成します。子どもは親だけでなく、「大人全員」で育てないといけません。
・本当のところはどうかわからないけど、橋下さんのマニフェストの方が全体的に現実的に見えた。っていうか、さっき書いたように、熊谷さんは「50万円所得アップ」とか「JR大阪駅に新幹線乗り入れ」とか、非現実的だったり、どーでもいいことをアピールしすぎて、逆に府民の反感を買った。
・橋下さんの過去のふるまい――茶髪や軽いノリや問題発言(いいこともたくさん言ってますけど)よりも、熊谷さんのヤカラな口調、橋下さんへのネチネチ攻撃が府民の反感を買った。夫曰く、「人を貶めて自分が優位に立とうって奴は、もうそれだけで人間的に嫌や!」。
・大阪は財政も経済もとにかく悪くて閉塞感が高まっているから、大きく変えてくれそうな、若くてフレッシュな橋下さんに支持が集まった。
・東国原宮崎県知事の影響も否めないと思います。選挙期間中、東国原知事が宮崎県のPR絡みで大阪・難波の高島屋に来た日、うちの母も高島屋に行ってたんですけど、もうすごい人で大変な人気だったそうです。あまりに人が多いので、知事は早めに切り上げて帰ってしまったと。
・これは仕事仲間の女性(30代独身)の意見。「大学の先生って世間智がなさそうで怖い。私は文系出身だけど、文系でもたいがいそんな先生が多かったのに、熊谷さんは理系。理系だったらよけいにそうだと思う」。私も文系出身ですが、全く同意見です。偏見と言われるかもしれませんが、あくまで有権者としてはそういう印象を持ったってことで。
他に彼女は「橋下さんはいろんな世界、裏の世界(?)も見てきてると思うから、したたかにやってくれると思う」とも言ってました。
――てな感じですかね。
今回、夫の声をたくさん紹介しましたが、夫は実は橋下さんには投票しなかったそうです。白票です。投票所に足を運んだ上での「棄権」です。
「候補者の中では確かに橋下が一番マシやけど、俺は『一番マシな人に投票する』という考え方のお前とは違って、『この人になってほしい!』という気持ちでないと投票はしたくないねん」だそうです。
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