なぜ大阪府民は橋下徹氏を選んだか
2008.01.28 Monday 02:21
くっくり
経済成長を促すポイントとしては、特に基盤インフラの整備、つまり道路や空港、港の整備などハード面の充実を訴えてたわけです。
たとえば大阪は交通渋滞がひどく、その経済損失は莫大なので、道路などを整備することにより、それが解消される……ということらしいです。
でもそれって、特定の業界の人は所得アップ可能かもしれませんが、それ以外はどうなるんだろう?と、私のような一介の主婦は思ってしまうわけです。
案の定、「4年間で府民所得平均50万円アップ」は、私の周囲でも不評でした。
「民主党お得意のばらまきか?」「絶対無理。現状維持がいいとこでしょ」「『平均』ってことはマイナスになる人も出てくるんでしょ?」――。
夫にいたっては「はぁ?なめてんの?そんなんで釣られるかいな」で終わりでした。
とにかくこの点に限って言えば、熊谷さん、かえって下手を打ったんじゃないかなぁと思います。
あと、大阪と言えば在日の方が多い。同和問題もあります。自ずと「人権」も争点になります。
あまりこのへん、選挙では重視しない人が多いけれども、私としては大いに気になるところです。
「外国人参政権」については、主な3候補は基本的に全員賛成のようです。濃淡はありますが。
民主、社民などが推薦した熊谷さん、共産が推薦した梅田さんが賛成するのは当然としても、橋下さんが賛成に回るというのはちょっと意外でした(告示の2日前に行われた「マニフェスト公開討論会」の音声ファイル参照。開始から53分頃)。
が、これは、紆余曲折はあったものの最終的に「支持」ということでまとめてくれた公明党への配慮ではないか?と、私は見ています。
もう一つ、「人権擁護条例」については、さっき書いたように賛成と明言したのは熊谷さんだけ。
共産党は前々から人権擁護法案には反対しているので、梅田さんもたぶん反対でしょう。橋下さんはわからないけど、少なくとも推進派ではないでしょう。
私は公明党が大嫌いなので、ここだけの話、究極の選択ということで、梅田さんという選択肢も考えなかったわけではないです。共産党は部落解放同盟と長年、対立してきましたしね。
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