2006.05.11 Thursday 01:51
くっくり
「これで文句あるか」という態度だった。
それならば安藤キャスターは、なぜそうと番組ではっきりいえなかったのか。
問題はそもそも、視聴者に対して非常に誤った情報を押し付けたことにあるのだ。中国国旗を台湾国旗と勘違いした視聴者に対し、はっきりと「あの旗は間違っていた」と訂正しなければ訂正にはならないのだ。ところがフジテレビは、中国が見ている前ではそれがいえないのか。これはまさに我々が予想していたとおりである。
また視聴者センターは「関係者の方」とは何かについて、「当事者」という言葉を使った。つまり中国国旗を見て不愉快になった人々(抗議を行った人々)のことである。
だが本当に「迷惑」をかけた相手は、国旗の誤りに気付いて抗議を行った人々以上に、誤りに気付かず、それを鵜呑みにしてしまった人々であるはずだ。だがフジテレビは、抗議を行った者に対してしか「謝罪」をしなかった。それは要するに、「本局の誤報に気が付いて抗議された皆さん、私たちは皆さんへの『配慮が欠けて』いました。このとおりですからもう騒がないでください」というメッセージなのだ。もちろんそこには一般視聴者への謝罪の気持ちなど一切ないのである。
この読者は番組担当者に代わって欲しいと何度も要請したが、視聴者センターはなかなか取り次がず、結局番組が終了したころようやく電話は回された。ところが番組担当者は「今回のコメントがフジテレビ(の見解の)すべて。話すことはない」として、電話の受け取りを拒否したらしい。
だがフジテレビが忘れてはならないのは、報道の「訂正」もまた報道の一部であるということだ。視聴者に誤った報道をしたのなら、誰でもわかるような誠意ある訂正を行うのが報道機関の義務というものだ。「わかりやすさを徹底的に追求します」というのが「スーパーニュース」のキャッチフレーズらしいが、これは一種の詐欺ではないだろうか。
中国に迎合したいからこそ五星紅旗を台湾国旗とし、中国が怖いからこそ意味不明の訂正のポーズをとって抗議の声を沈静化させ、何もなかったことにしようというフジテレビの魂胆が、いよいよ明らかになった格好である。
フジテレビがもし中国の圧力に屈しない公正な放送局であるのなら、「台湾は中国領土ではない。台湾の旗は五星紅旗ではない」と、はっきり公衆の面前で表明して見せろ。もちろん中国の面前でもだ。
[7] << [9] >>
comments (14)
trackbacks (0)
<< 「アンカー」ポスト小泉を青山氏がズバリ
「ムーブ!」共謀罪 >>
[0] [top]