2008.01.22 Tuesday 01:00
くっくり
●戦後の繁栄を「憲法9条のお陰」だというのは朝日新聞が昔から主張してきたことだが、無批判にそう考える勢力が数多くいたこと自体が戦後日本の非常識さを示していると言えるのではないか。むしろ戦後の民主主義も平和も、憲法そのものなどではなく、日米安保によって西側の一員として行動してきたことで担保されてきたというのが左翼を含めて戦後史から学んだことなのではないだろうか。そのことは、仮に日本が米国ではなく、ソ連や中国共産党の影響下に入っていたことを想像すれば容易にわかる。(P.245)
●現実を直視すれば憲法改正は必然のものとなってしまう。そうなると、「護憲」を金看板にしてきた朝日新聞の全否定につながってしまう。朝日新聞にとってそれは出来ない相談なのだろう。そうしないためにウソの上塗りのように持ち出したのが「地球貢献国家」という妄想であろう。(P.248=07年の憲法記念日に朝日新聞が一挙掲載した21本の社説について)
●朝日新聞は過去、北朝鮮の独裁者に寛容で、自国民の救出より植民地支配の「謝罪」と「補償」による国交正常化優先ばかりを言い募ってきた。「9・17」以降も、「いかなる意味でも拉致は正当化できないが、そもそも日朝の不正常な関係は日本による植民地支配に始まる」といった「北朝鮮も悪いが、日本も悪い」式の論理を展開して、「人権」とも「平和」ともほど遠い人たちであることを暴露してきた。(P.280)
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