2008.01.22 Tuesday 01:00
くっくり
●病膏肓(やまいこうこう)に入るというが、どうやら朝日新聞につける薬はもうないようだ。北朝鮮の核実験という衝撃的な事態にもかかわらず、相も変わらぬ空疎な論評をしているのを見てつくづくあきれ返った。北朝鮮をここまで増長させたのは朝日新聞などが取り憑かれてきた宥和的な態度にあったのは明白なのに、この期に及んでも過去の論調の誤りを反省することもなく、断固たる制裁や国防力の強化など日本を守る手段には必ず反対するからだ。(P.154)
●北朝鮮に宥和的で拉致事件に対して冷淡だった朝日新聞は、拉致被害者家族から「朝日新聞だけは許せない」と言われていた。被害者家族らが膠着状況を何とか打開しようとワラにもすがる思いで訴えた経済制裁にも執拗に抵抗した。(P.164)
●だいたい「報道の自由」「表現の自由」など朝日新聞が言うこと自体がトンデモナイことなのである。かつて「心の祖国」、ソ連、中共、北朝鮮を礼賛し、今もなお中国の人権弾圧など暗い部分には目をつむって真実を報じることは決してなく、自らの気にくわない言説には恥も外聞もなく言論封殺を図るのが朝日新聞だからである(P.179)。
●朝日新聞の場合、でっちあげや印象操作は最早お家芸と言ってよく、世間の側も「また朝日か」ということで妙に納得してしまうほどだが、そのウソが重大であればあるほど過ちを認めて間違いを正すことはしてこなかったからである。(P.184)
●先ごろ中国に、「広範な大衆を代表する進歩的メディア」(中国外務省傘下の半月刊誌『世界知識』)と褒められたのはダテではない。朝日新聞に限って言えば中国報道の歪みは確信犯なのである。極端に言えば中国共産党との友好を優先してそのためなら事実を報じる必要はないというのが朝日新聞の脈々たる伝統なのである。(P.186)
●辛口のコラムニストだった山本夏彦氏はかつてエッセー集で、朝日新聞について「アカというよりほかはない」と言っているが、要するにアカに混じってたまにまともな人間もいたというのが戦後の朝日新聞社史であろう。(P.190)
●自由を抑圧するものと真の友好が可能であるなどということは、それ自体が錯覚である。ところが、それがまるで実現可能な政治目標であるかのように日本人を洗脳してきたのが、冷戦下でソ連や中国、北朝鮮を「心の祖国」としてきた政治家、メディア、文化人らの存在である。そのメディアの代表が、「中国人が中国人を殺した」文化大革命をすら礼賛した朝日新聞であることは言うまでもない。朝日新聞は何かと言うと、「反戦」とか「平和」とか「人権」とか言うが、そもそも最も抑圧的で民主主義とも自由とも無縁な中国や北朝鮮の体制を称賛してきたのだから、自己欺瞞と言うほかない。(P.192)
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