「アンカー」首相引っ越しと防衛汚職(付:シー・シェパード)

2008.01.17 Thursday 02:38
くっくり



image[080116-02kantei.jpeg]村西利恵
「はい。空撮の映像ですね。官邸と公邸……」

青山繁晴
「うん。これね、元々ここ(公邸)が総理官邸だったんです。僕がたとえば記者の時にね。で、ここ(官邸)に古い古い公邸があったんですけど、まずそれは結果的に入れ替わる形になってるんですけど、どうして入れ替わっても隣にいなきゃいけないかというと、首相のオフィスと首相の住まいが必ずこう、いっしょでなきゃいけない。ほんとはこれつながってますから。今アメリカで大統領選挙やってるでしょう。あれはホワイトハウスの住人を選ぶって言ってるでしょう?だから大統領になってしばらくホワイトハウスに住まない人なんていないじゃないですか。そうでしょ。日本だけです。日本だけ。たとえば110日間も公邸に入らない首相を国民が許すのはこの国だけなんですが、実際はこのようにつながってるわけですね。そしてこの公邸の中身なんですが。現在の公邸の中身。さっき小泉さんがね、燃料電池とかそういうのやってましたけど、それはそういうのもあるし、それからお茶室もあるしね、そうだけど、この公邸にかかったお金もね、ものすごい額がかかったんですが、その大半はほんとは危機管理に使える公邸にしたんですよ。それは24時間、首相の執務室って、ここ(官邸)にありますよ、もちろん。24時間使えるオフィスがありますが、この公邸にも24時間使える執務室を造ったんです。つまりたとえば大地震が起きたとなると、もう寝間着のままでもいいから、とにかくそこにすぐ入って、そこにテレビ会議のシステムもあり、情報通信もあり、そこからすぐにダイレクトに指揮できる危機管理のシステムをこの中に造ったから、たくさんのお金が実はかかったわけです。そうすると総理大臣が今まで引っ越さなかったというのは、そういうものをせっかく造ったんだけど、全然使わなかったわけですね。それからさらにね、皆さんね、一昨日引っ越しの後の新聞記事、ふだんこの番組で新聞記事の悪口あんまり言わない。もと自分、新聞記者だったこともあってね、あんまり今の人たちのこと言いたくないんですが、その記事はけっこうひどかった。というのはね、今まで福田首相に意見をする人はいた、それはいいんですよ。警備上の理由から公邸に入るべきだという意見があった。そんな記事ばっかりでした。ちょっと待って下さいよ。警備上の理由ってね、福田さんが偉い人だから守られなきゃいけないから、この危機管理にお金を使った、公邸に入って下さいっていうんじゃないんですよ。そうじゃなくて、総理はむしろ真っ先にでも命懸けてでもやらなきゃいけない。でも指揮官だからこの周りが全部焼けてね、関東大震災起きて全部焼けても、この公邸の自分の部屋だけは、そこはちゃんと守らなきゃいけない。だからお金かけた耐震構造にもなってるし潰れない。情報通信システムもあるわけですね。そういうことをもう一度考えていただきたいんです。で、なおかつ、さっき僕はちらっと言いました通り、私たち国民の意識を考えるためにもね、岡安さん、この公邸と官邸をそのように整備するために、いったいいくらお金かかったと思いますか?」

[7] << [9] >>
comments (28)
trackbacks (2)


<< 竹島プロジェクト2008
「ムーブ!」反捕鯨活動過熱で日豪関係緊迫 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]