2008.01.08 Tuesday 01:27
くっくり
英国の有力日曜紙が「これを機会に日本の右傾化が懸念される」と伝えたが、皇居前では、日本人の心情に理解を示す声も多かった。
「(記帳の列は)驚くべき反応だが、気持ちはよく分かる。今度のように十万人も集まるかどうかはわからないが、イギリスやフランスでも、重要人物がこのような状態なら同じことが起こるだろう。それに日本の天皇陛下は、歴史上、とても重要な人だ。世界が注目しているはずだ」。東京でフランス語の教師をしているミシェル・ミシャさん(26)の意見だ。
ソウル五輪を見物した帰りだというアメリカ・ミズーリ州からの主婦、テレサ・ディトマイヤーさんとダイアナ・キルバーンさんは、口をそろえて「日本人が心配して皇居に集まって陛下のご回復を祈るのは、とても良いことじゃないでしょうか。人の健康を祈って悪いわけがない。英国などで右傾化を心配するのは問題外。私たちだって、陛下に一日も早く回復していただきたいと思っていますし、アメリカの大統領が同じ状況なら、方法は別として祈ります」と日本が特別ではないことを強調した。
同じ君主国ベルギーからやって来たエンジニア、ディディエ・ショットさん(27)は「私の国の国王は天皇より若くて元気だが、病気で倒れれば、日本人と同じ気持ちになる。両国とも元首ではなく、象徴だが、皇族を大切にし誇りに思うのは君主国の国民の特権です」とまで言い切った。
「行列ができていると聞いて見に来たが、素晴らしい光景だ」と手放しなのは、ボストン市の神父、トーマス・パワーズさん(48)。「天皇というと、すぐ戦争を思い起こすアメリカ人もいるが、同時に多くのアメリカ人は自分に厳しい天皇のすぐれた人柄もよく知っている。私も一緒に祈りたい気持ちだ」と、強い共感を示した。
ブラジル・リオデジャネイロから来日中のリビア・バルボサさん(39)も「日本人が陛下のご健康を心配して、雨の中、こうして集まってくるのを見て、非常に良い印象を持った。日本人は心が優しいんですね。うるわしい限りです」とほめちぎる。
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