今そこにある危機 やはり給油活動は必要

2007.12.18 Tuesday 01:07
くっくり



 先週、TBS「ピンポン!」で、寒冷地の年金暮らしの老夫婦にインタビューをしていたのですが、灯油が高くて買えないので、室温がマイナス10度(10度じゃないですよ、マイナス10度ですよ)を下回らない限りはストーブはつけない、寝る時は布団を7枚重ねて頭にはバスタオルを巻いて寝ている……ということでした。
 その様子を画面で見てるだけで凍えそうになりました(T^T)

 今ですらこういう状況なのに、今後もし日本のシーレーンがテロリストや海賊によって寸断されるような事態になったら、そんな騒ぎではすまなくなるんじゃないですか。


 実際、日本の船舶はすでに海賊やテロリストの被害に遭っています。

 10月28日、ドーヴァル海運(東京)が運航するタンカー「ゴールデン・ノリ」がソマリヤ沖で海賊に乗っ取られたというニュースがありましたが、いったいどのぐらいの日本人がこのことを知っているのでしょうか。

 海賊は「ゴールデン・ノリ」を乗っ取り逃走、米国やドイツの海軍が追跡していましたが、12月12日になって、ようやく乗組員22人とともに解放されました。

 乗組員はミャンマー人、フィリピン人、韓国人(韓国人は2人で、うち1人は11月上旬にタンカーを脱出し、付近を通りかかった船舶に救助された)。要するに、日本の船舶ではあるものの乗組員に日本人はいなかった。日本であまり報道されなかったのはそのせいでしょう。

 ソマリヤ沖を含むインド洋は、宮嶋さんの言うように「日本の文字通り大動脈」です。
 そういった場所で日本企業が管理・運航する船が乗っ取られたのに、日本の海上自衛隊は攻撃も追跡もできない。他国(多国籍軍艦船)にかわりにやってもらうしかないのです。

 だったらせめて、日本のかわりに追跡してくれる他国の船に、燃料の補給だけでもすべきでは?と思う私は、感覚がずれているのでしょうか?

 ちなみに「ゴールデン・ノリ」が解放されたことで、現在ソマリア沖で海賊の手中にある商業船舶は存在しなくなり、このような状態はこの1年間で初めてだそうです(AFP12/12)。それほど海賊の被害が相次いでいるということです。

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