「アンカー」守屋逮捕でどうなる日米防衛疑獄

2007.11.29 Thursday 04:12
くっくり


「『巧妙な手口』……」

青山繁晴
「はい。すなわちですね、さっき言いました、31年前に田中角栄さんが逮捕されて、あの時は段ボールに入れた5億円を受け取ったっていう話があって、以降、そういうやばい手口は使わない。巧妙な、たとえばお金の受け渡しがあっても迂回、迂回、迂回して、もとのお金が何だかわからなくなってるようなやり方にどうもなってるらしくて、未だにさっき言った5人の政治家、そのうちの1人は別として、残りの4人の構造的なことに関わってるかもしれない人たちについては、いつどこで、どのようなものを受け取ったのかというのが、未だに事実が確定できないでいる。それを打ち破るにはどうしたらいいのか。もちろん最初に逮捕した宮崎元伸さん、賄賂を送った側、送ったとみられる側をさらに厳しく追及し、そして守屋さんを追及していくことになるんですけど、手口が巧妙になってる。実はもう一つ、それから今、地検が苦悩してるのがあって、それはこれなんです」

image[071128-12kunou2.jpeg]村西利恵
「東京地検が悩んでいる理由の2つめ、『通年国会』。なぜ国会が特捜部を悩ませるのかというところなんですが、CMのあと、詳しく解説していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「東京地検特捜部の苦悩、その2は『通年国会』。青山さん、続きをお願いします」

青山繁晴
「はい。皆さん今ご存知の通り、臨時国会を開いててですね。すでに1回延長されました。で、再延長がなければ、12月の15日で国会終わるんですね。で、もともとはそういう日程だから、検察のもともとの狙いの日程はこういう日程です」

image[071128-13sche1.jpeg]青山繁晴
「今日、守屋さんを収賄の疑いで逮捕しました。で、もし裁判所の許可が出れば、最大20日間拘置して調べることができます。12月17日まで20日間調べられますが、この調べというのはこれは、政界に行くための準備もあるけれども、やっぱり守屋さん本人の汚職を確定する方に力が割かれます。ということは、政界との関わりを追及するにはやっぱり再逮捕しなきゃいけない。20日間切れた翌日の18日頃に再逮捕、いちおうクエスチョンマークですけど、したいということですね。で、それを行うと、やっぱりまた裁判所が認めてくれたら最大20日間拘置できますから、正月を越して1月6日まで調べることができる。で、この中で政治家とどう関わりましたということがかなり出てきたらですね、ちょうどこれタイミング合うのは、国会が12月15日で無事に終わってたら、次の国会は1月下旬にならないと開かれませんから、国会が開かれてない間に、この1月中旬から下旬の間に政治家を立件、あるいは強制捜査、あるいは場合によっては逮捕というようになるわけです。ところが今、新テロ特措法を理由にして国会が再延長されるかもしれない状況になってますね。再延長されたらどうなるか」

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