豪新首相に親中派のラッド氏
2007.11.25 Sunday 02:41
くっくり
現状維持思考が強いという豪州国民ですが、「経済成長の果実が庶民に行き渡っていない。だからこそ政権交代が必要なのだ」というラッド党首の論理が浸透。ハワード政権には景気拡大が逆にあだとなった格好であると。
また、与党の長期政権にはいささか飽きた――「イッツ・タイム症候群」という理由なき国民感情というのも、与党敗北の原因とされているようです。
あと、年齢も大きく作用したようです。ハワード首相が68歳なのに比べ、ラッド党首は50歳と若いから。
労働党が政権を取っても対米外交重視路線は不変のようですが、ただ、イラク政策では転換しそうです。
「テロとの戦い」を当初から支えた日本の小泉政権、イギリスのブレア政権が相次いで退陣。ブッシュ大統領の最後の盟友ともいえるハワード首相も去ることになり、ブッシュ政権はますます辛くなりそうです。
すでに労働党は、イラク周辺に展開する約1500人の豪軍のうち戦闘部隊550人を撤退させ、バグダッド駐在外交官の警護など限定的な関与にとどめる考えを示しているとのこと。
日本にとって何か良いことはないのか?
労働党は京都議定書に批准すると公約に掲げてるので、それは明るい要素なのかもしれません。でも、他には今のところ何もなさそう……(T^T)
ちなみに中国の胡錦濤は9月にオーストラリアを訪問した際、ラッド党首とも会談していたそうです。野党党首との会談は異例のことで、政権交代を見越しての会談だった模様。
ここのところ何だか中国に風が吹いてるような感じが……。
日本の首相は親中派の福田さんに変わったし、オーストラリアも次期首相が親中派のラッドさんに決まったし。
あ〜、風邪がぶり返しそう!!
とりあえず日本の捕鯨船が心配です……(T^T)
※参考記事
・豪“失政なき政権”敗北…イッツ・タイム症候群(産経11/24)
・<オーストラリア>総選挙 ハワード長期政権に国民「飽き」(毎日11/24)
・<オーストラリア>新首相に就任するラッド氏は親中国派(毎日11/24)
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