豪新首相に親中派のラッド氏

2007.11.25 Sunday 02:41
くっくり


 ちょ、ちょっと。軍隊まで出して日本の捕鯨船を「臨検」「拿捕」とな!?穏やかでないですな。
 これをたまたま見ていた私、「今度の総選挙で野党が勝ったら、日本はヤバイんでないかい?」と秘かに心配してたんです。

 そしたらやっぱり野党が勝ってしまいました。

 で、先ほどネットでニュースを読み込んでましたら――
 はっきり言って、捕鯨どころの騒ぎではないですよ。何と、ラッド労働党党首は親中派だというではないですか!

 以下、各社ニュースからまとめてみました。


 ラッド党首はオーストラリア国立大で中国語と中国史を学び、80年代に外交官として北京に駐在した経験があり、中国との太いパイプを持っています。
 何と「陸克文」という中国名まで持っているそうです。
 さらに長女は今年、中国系男性と結婚。長男、次男も中国語を勉強中。
 家族ぐるみで親中派!わちゃ〜!(T^T)

 となると、アジア外交は当然変わりますね。ハワード首相は対日外交重視でしたが、ラッド党首は対中外交重視になるでしょう。

 とりあえず、今年3月に調印した日豪安保共同宣言の枠組みについては、現状維持の消極的な姿勢に転換するとみられています。

 実はオーストラリアは移民が増え続けており、今や国民の4人に1人が国外出身者だそうです。当然、中国系移民も増えていますから、今回の選挙も中国通のラッド党首に有利に働いたと言えます。
 (ちなみについに今年、中国が日本を抜いて、豪州の貿易相手国のトップに躍り出たそうです)

 厳しい移民政策を取ってきたハワード首相は移民層に人気がなく、それも与党敗北の原因となったようです。

 もっとも、ハワード政権には「失政」と呼べるものがなく、特に経済面は良かったとのこと。
 英紙フィナンシャル・タイムズは、「ハワード政権の経済実績にはほとんど欠点がない。在任中の11年間、国内総生産(GDP)は成長を続け、失業率は33年ぶりの低さだ」と高く評価していました。

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