2007.11.25 Sunday 02:41
くっくり
【シドニー=新居益】オーストラリア連邦議会(上下両院)選挙は24日、投開票が行われ、焦点の下院選挙(定数150)で、ケビン・ラッド党首(50)率いる最大野党・労働党が過半数を大きく超える議席を獲得して大勝し、11年半ぶりに政権を奪回した。
小泉元首相、英国のブレア前首相に続き、「有志連合」としてブッシュ米大統領の対イラク政策を支えたハワード政権(保守連合)は幕を閉じる。ラッド新政権は、米国との同盟を外交の基軸としながら、イラク駐留部隊の部分撤退や京都議定書の批准など、ハワード路線の軌道修正を図る。
ラッド党首は同日夜、豪東部ブリスベーンで演説し、「私は国家のリーダーシップの責任を引き受ける用意がある」と勝利宣言した。
25日午前0時30分(日本時間24日午後10時30分)現在の国営ABCテレビの最終議席予想は、労働党が86、保守連合が62。改選前の議席は労働党が59、保守連合が87だった。
(2007年11月25日0時55分 読売新聞)
【ジャカルタ井田純】オーストラリアの野党・労働党の報道官は15日、豪州近海での日本の調査捕鯨監視のために、軍偵察機などを派遣すべきだとの方針を示した。同国では今月24日の総選挙で、労働党が11年半ぶりに勝利する可能性が高まっている。
AAP通信などによると、労働党で外交問題を担当するマクレランド報道官は15日、記者団に対し「捕鯨船の活動を監視するため、適切な場合には豪軍を派遣する。現在は全く監視が行われておらず、証拠を集めることが重要だ」と述べた。
豪州はこれまでも反捕鯨の姿勢をとってきたが、現在のハワード政権は日本との関係を重視する立場から、軍派遣などの強硬措置は避けてきた。これに対しラッド労働党党首は、より厳しい対応をとるよう政府に一貫して要求。同党は5月に、軍艦船を送って捕鯨船に対する臨検や拿捕(だほ)を行う計画を表明し、これを「軍に海賊行為をさせるようなもの」と環境相が批判するなど論争になっていた。
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