平松新市長のバックにいる団体

2007.11.20 Tuesday 00:48
くっくり



 「各団体と対話をする。平等に扱う。不正は許さない。どんな対話をしたかは情報公開して、ガラス張りにする」
 「市労連は僕を応援することで『厚遇を復活してくれ』とは思ってないと思う。もう労使対立時代ではない」
 「関さんは厚遇問題はほとんどなくなったと言った。市労連が今後私に『厚遇を復活してくれ』と言ってくることはありえない」

 ――ちょっと見通しが甘いんではないかと。
 だいたい本当に厚遇問題がほとんどなくなったんだとしたら、それは市労連の敵である関さんが市長として君臨していたからでしょう。

 何のために市労連や解同が自分を応援したのか。ファンクラブじゃないんだから、何らかの見返りを期待して応援したと考えるのが自然でしょう。
 そのへん、平松さんは考えが及ばないんかしら。わかっててとぼけてるのか、それとも単なるお人好し?

 いずれにしても、平松さんは自分を応援してくれた団体に対してそう簡単に手のひら返すようなことはできない、この人はそこまで冷徹には振る舞えないんじゃないかと私は思います。


 で、19日、テレビに出まくった平松さん。
 出身局の毎日放送は当然ヨイショですが、他局も「おめでとう」ムードで、そのへんの追及は甘かったようです。

 が、「ムーブ!」は勝谷さん、宮崎さん、それから司会の堀江さんも聞きにくいところをかなり厳しく突っ込んでた。

 勝谷さんは、平松さんが「これからブレーンと相談しながらやる」と言った時、そのブレーンってどういう人か?というのをしつこく突っ込んでました。
 結局、平松氏は「知人や大学教授」としか言わなかったけど。
 変な人がついてないかと勝谷さんは心配してたみたい。

 一番GJだったのは、元民主党議員の山本穣司さん。
 「市労連と、なあなあにはならない」と強調する平松さんに、「労組が改革の抵抗になることは当然ある。これは自治労の場合ですが、公式に要求してくる場合もあれば、携帯に電話してきたり、かなり露骨にしてきた」とクギを刺してました。

 まあ決まってしまったものは仕方ない。生暖かく見守るしかありません。
 が、平松市政で時計の針が逆戻りするのは確実でしょう。後々、「大阪市政改革・空白の○○年間」なんて揶揄されるんじゃなかろうか?と心配です。

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