「アンカー」小沢辞任劇場の舞台裏

2007.11.08 Thursday 03:12
くっくり



山本浩之
「ええ、なるほど。ただ、小沢、小沢と何で呼び捨てにするんですか(一同笑)」

室井佑月
「すみません(笑)」

山本浩之
「えー、で、その今、開かれた発言の一部をVTRでご覧いただいたんですけど、同時に小沢代表は、参院選で大勝利したその瞬間から二つの思いがあったと。で、一つは、参院選では大勝したんだけど、その余勢をかって次の衆院選で勝てるほど甘くはないと。この9月から地方遊説を始めましたけども、この全国遊説でそれを肌で感じ取ったと。自民に負けない態勢をとらなければならないというふうに同時に思っていて、現状では衆院選で勝利するのは困難だと。そしてもう一つは、衆参ねじれ状態で、自分たちの、民主党の政策が実現しないと。そういう思いが強くあったというところから、今回の行動に走ったと。ただまあ、反省をすると同時に、これは青山さん、自分自身を不器用な人間だということを盛んに強調して、説明不足だったということを言ってましたね」

青山繁晴
「はい。いや、さっき室井さんも実は僕に言ってたんだけど、小沢さん自らね、東北の不器用と口下手でって、まあそういうふうに自分から言うようになったこと自体がね、ま、僕ら政治記者、小沢いっちゃんと呼んできたんですけど、いっちゃんもずいぶん変わったなと、なかなか策略家になったと思いましたよ。ただね、今日あの、小沢さんのいわば復帰会見としては、成功の会見でしょうね。で、キーワードをしっかり入れてて、次の総選挙に勝つことに政治生命を賭けると言い切ったので、連立模索の路線は転換して、対決路線で総選挙に突き進むんだと。だから選挙対策本部も今日立ち上げるんだと。そこで終始一貫してるんです、その点は。ところがね、一個やっぱ重大な問題があるのは、その小沢さんが夏の参議院選に勝った瞬間に、二つのことを思ったと。ヤマヒロさんが注目された通りでね、このままだと総選挙に勝てない、勝たなきゃいけないんだと。だから自民党と手を組んで、自民党の政権の中に入って政策実現するんだと。それ、普通に考えたらわけわかんないじゃないですか。しかも小選挙区ですよ、今。どっちか国民、選ばなきゃいけないのにね。この巨大な矛盾がそのままボコッと、逆にまた顔をもたげましたね」

[7] << [9] >>
comments (12)
trackbacks (2)


<< 小沢代表が辞意を表明したわけですが
沖縄戦集団自決問題まとめ(1) >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.04R]