「アンカー」小沢辞任劇場の舞台裏
2007.11.08 Thursday 03:12
くっくり
山本浩之
「嬉しかったんでしょうね(笑)」
青山繁晴
「で、僕は、小沢さん、これ、よく考えたら、ここが官邸で左奥に渡り廊下があるみたいですけど、向こうが公邸なんですか?と言ったら、ププッと小沢さんが笑ったんですよ。で、ああいう怖い顔の人が笑うっていうのはなかなかいい光景なんですけど、僕の印象としては、ああこの人はね、大臣一回やりながら官房副長官っていう、今、雑巾掛けやってるってことは、いわば純粋に内閣総理大臣を目指しているんだなあと。けっこう子供っぽいけれども、こうやって家を官邸みたいにして構えて、家に国旗も掲げてですね、ああこういう人なんだと思ったわけです。それがすなわちね、今現在、皆さんご覧になってる小沢一郎と全く別な人と言ってもいい、ね。どうして別な人になったかというと、さっき言いました通り、その後、小沢さんの人生は大きく変わって、田中角栄さんを裏切り、竹下さんといっしょに裏切ってね、田中角栄さんを。さらにその竹下さんを裏切り、自民党を飛び出してぐちゃぐちゃになって行ってですね。で、ずっとその自民党の政治家から言われ続けたのは、お前は単なる野望で恩人を裏切ったじゃないかと言われ続けた。言われ続けてる間に小沢さんが突然出してきたのが、安全保障の専門家としての顔を出して、この国は国連決議にのっとって安全保障を動かすのが正しいんだと、ずっと出し始めたわけですよ。だからさっき申しました通り、裏切りということに敏感すぎる、それから自分の理念に固執しすぎるというのはですね、一言で言うと、自分が飛び出した自由民主党、それが、自民党が自分の軍門に下る。ああ小沢さん、あなたは理念の政治家だったんですねと、欲望で飛び出したんじゃないんですねって姿を見たかったと思うんです、ね。そして今日最後に皆さんにお話ししたいのは、さっきの復帰会見のところでね、僕、矛盾があるって言いましたね。総選挙に勝つ、勝つと言いながら、一方で自民党と一緒に組んで政策を実現するんだと、ね。実はこれ小沢さんの中では矛盾じゃないというのは、大きな目的があるからです。それがこれです」
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