「アンカー」小沢辞任劇場の舞台裏
2007.11.08 Thursday 03:12
くっくり
村西利恵
「『自宅は首相官邸そっくり』。これはどういうことなんでしょうか。CMのあと詳しく解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「さっそくそれでは、小沢さんの自宅は官邸という、どういうことだかわかんないけど……」
青山繁晴
「自宅はさすがに官邸じゃないですけどね。僕が小沢一郎という政治家に初めて会ったのは、共同通信政治部の時に僕が番記者として、当時の小沢さんは竹下内閣の官房副長官になったばかりでした。一度自治大臣をやってた、中曽根内閣で。なのにわざわざ自分で官房副長官になった。その時に小沢さんの自宅にいわゆる夜回り取材に行ったんですね。ちょっと先、僕、こんな絵で申し訳ないんですけど、絵を描いたんです」
村西利恵
「青山さんに手書きで小沢さんのお家を描いていただきました」
image[071107-11map.jpeg]青山繁晴
「当然、仕事柄たくさんの政治家の自宅に行きましたけど、こんな家は生まれて初めて見たので、ま、20年近くたった今も鮮明に覚えてるんですけどね、こんな絵で申し訳ないんですが、こういう四角い敷地があってですね、高い塀があって、で、ここに入れるドアがあるんですね、入口があって、そこ入っていくとまず左側に小屋が2つ見えて、何だろうなと思いながら歩いて行ったら、ここに国旗掲揚台(右下隅)があったんです。3本ポールのね。それで今、点々て描いてあるのは、木がいっぱい埋まってるんですけど、当時は何もなくて、ただっ広い駐車場に見えたわけです。で、ここの玄関に行ってピンポン鳴らしたら、家人の方が出てこられて、あ、記者さんですね、番小屋に行って下さいと。つまりこの(2つの小屋のうち)1つが総理番記者、総理番記者は総理官邸、公邸の周りに番小屋ってあってですね、要するにここの(“官邸”の)客の出入りを記者がもう見れるようにあってるわけです。総理大臣はそうやって公開しないといけないから。自分の、つまり官房副長官の政治家の家にね、番小屋がある(一同笑)。そこへ入るとコタツがしつらえてあって、高級なみかんがここにいっぱい入れてあって、しかもここに大きな大きなガラス張りの窓が作ってあって、ちゃんと(“官邸”の)出入りが見えるようになってるわけですよ。で、ここは、SPと書きましたが、官房副長官ですからまだ警護ついてないんですけど、警察官の詰め所まであって、僕はたまたま一人だったんですよ。夜中だったせいもあってですね。一人だったからこのへん(外に)出てみたら、これ、見た光景は、僕がいた頃の旧官邸、当時の総理官邸と全く同じわけです。この広い駐車場の感じも。それでそのあと小沢さんが帰ってきて、ここの端っこ(“官邸”の右下隅の斜線)の応接間に入れられたんですけども、その時の小沢さんは今と顔つきも違う、すごく若々しいフレッシュな感じだったですけども、僕が小沢さんに、これ総理官邸にそっくりですよねと言ったら、含み笑いして何も言わなかったんですよ。小沢さん無言で……」
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