「ムーブ!」金大中事件真相判明に日韓政府困惑

2007.10.30 Tuesday 01:37
くっくり



image[071029-08siji.jpeg]関根友実
「はい。まず報告書は韓国中央部が作成した“KT工作計画書”に基づく組織的犯行であると断定しています」

重村智計
「KTっていうのは金大中さんのイニシャルを取ってるんですね」

関根友実
「なるほど。そして実行犯は中央情報部、KCIAの李厚洛(イ・フラク)部長が指示をし、KCIA工作員24人が、大使館員3人と関与してるということなんですね。そして犯行なんですが、暗殺計画が進められたが途中で断念されたとされています」

堀江政生
「これ、韓国政府の犯行を認めたわけなんですが、韓国ではこれ、どういう評価なんですか」

重村智計
「韓国ではもともとこの当時はですね、報道させなかった」

堀江政生
「そうなんですね」

重村智計
「ですから、いわゆる軍事政権が倒れた後の政権になって、その、事件についていろいろ言われたんですが、その、もともとのKCIAがですね、認めない。つまり政府機関が認めない。認めたくないから」

関根友実
「軍事政権下だったから報道も完全に……」

重村智計
「できなかった。その後民主化してもですね、やはりその、KCIA、今、ま、情報院と言いますけど、そこがやっぱり自分たちの責任になるの嫌だから、なかなか認めない。で、事実関係を明らかにしなかったんです」

堀江政生
「なるほど。では、朴正煕大統領の指示についてはどうだったんでしょうか」

image[071029-09siji2.jpeg]関根友実
「はい。朴正煕大統領の指示を立証する証拠がなかったとしながらも、この李部長の発言は、『私がやりたくてやっているのではない…』と発言していたことや、事件後に朴大統領は関係者を処罰しなかったこと、これらのことから、少なくとも朴大統領による“黙示的な承認”はあったと結論づけました」

重村智計
「これはですね、あの、新聞記者的な取材の基本からするとですね、今の政権はいわゆる左翼政権、朴正煕さんに非常に批判的な政権ですね。そういう人たちが、もし少しでも可能性があれば、やったと断定しないといけないんですよ。で、断定できなかったというのは、やはりどうもそういう可能性の方が少なかったということ」

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