「ムーブ!」金大中事件真相判明に日韓政府困惑

2007.10.30 Tuesday 01:37
くっくり


 金大中氏は2212号室で、韓国の民主統一党の党首と会談していました。

 会談後、部屋を出たところを何者かに襲われ、麻酔剤で昏睡状態にされた上で拉致。
 金氏は大阪港に連れて行かれ、船で韓国に運ばれました。

 そして拉致から5日後、金氏はソウルの自宅近くで発見されました。

 事件当時、韓国は朴大統領による軍事政権時代。

 金氏は民主化運動のリーダーとして朴体制を批判していたことから、事件は朴大統領が韓国情報部を使って、金大中氏の暗殺を狙ったのではないかと言われました。

 さらにその後の捜査で、部屋から在日韓国大使館員の指紋が検出され、外交問題に発展します。

image[071029-05kaidan.jpeg] しかし11月に開かれた日韓首脳会談で外交的決着が図られ、事件の真相は歴史の闇に消えてしまいました。

 …………………………VTR終了…………………………

堀江政生
「えー、調査報告までの経過を確認しておきます」

image[071029-06keika.jpeg]関根友実(進行役)
「はい。1973年8月8日に、金大中氏が東京にあるホテルグランドパレスで拉致され、その5日後ソウルで解放されます。そして1年経った74年の8月、韓国政府はこの事件に関する捜査を打ち切りました。そこから30年後の2005年の2月になって、盧武鉉大統領が軍事政権時の事件の再調査を表明したんです。そこで大学教授や弁護士ら7人の真相究明委員会が設置されました。関係者実に約30人から数十回に及ぶ聞き取り調査が行われたんです」

image[071029-07point.jpeg]堀江政生
「再調査の主なポイントは3つありまして、まずKCIA、中央情報部の犯行なのかどうか。そして朴正煕大統領の指示はあったのかどうか。さらには日韓政府の外交的決着をした、これの是非はどうだったのかということなんですが、まず1番と2番についての調査結果を見て行きましょう」

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